臨床研究所の紹介

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所長のご挨拶

臨床研究所は、成人病センターから「がんセンター」ができた1986年(昭和61年)に設置されました。現在は、5研究学部体制を基盤に研究を進めています。がん研究は今、世界中が積み重ねてきた研究成果を患者さんの治療に積極的に活用するフェーズに入っています。その代表例が、がんの分子標的治療薬や先進的な免疫療法であり、がんゲノム医療の展開です。更に、それぞれの患者さんに最適な治療を提供する個別化医療の時代を迎えています。それでも、残念ながら、まだまだ充分では無いことはご存じの通りです。がんの研究では、基礎的な研究から、がん医療の現場にその成果を導入するための橋渡し研究(トランスレーショナル研究)、臨床現場に導入された後で生まれた課題を解決するための基礎的な研究(逆橋渡し研究)のサイクルが、適切に効率良く回っていることが重要です。がん専門病院に併設された研究所の重要性が益々高まっています。

私達は、病院と密に連携して、患者さんから同意を得て頂いたがん組織や血液などを、直ぐに、あるいは、一旦、バイオバンク(生体試料センター)に収集して、研究に活用しています。
臨床研究所の職員全員が一丸となって、よりよいがん医療の開発に向けた研究を推進しています。皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。

臨床研究所長

宮城 洋平みやぎ ようへい

組織図

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2026.3.26【研究活動】

女性に特有のがん(乳がん、子宮頸がん、卵巣がん)の国内5年純生存率の改善が明らかに
-国際がん生存率研究CONCORD-3 日本人データ解析-

この度、がん予防・情報学部の研究の成果が国際的な学術誌に発表されました。

本研究は、世界最大規模のがんの生存率に関する国際共同研究である「CONCORD-3」の日本人データを活用して、日本人における乳がん、子宮頸がん、卵巣がんの5年純生存率の改善を明らかにしたものです。

 

研究のポイントは以下の通りです。

 ・ 
  • ロンドン大学衛生熱帯医学大学院の主導する国際共同研究「CONCORD-3」プロジェクトに国内16県から提供されたデータを再解析
 ・ 
  • 2000〜2014年に診断された女性に特有のがん(乳がん、子宮頸がん、卵巣がん)について、がんがない場合の生存率を100%と仮定した場合の相対的な生存率である「純生存率」を統計的に算出
 ・  いずれのがんでも、時代の経過とともに全体の生存率は改善していた
 ・  改善要因として、がん検診受診率の向上による早期発見の増加や、医療の進歩に伴い放射線治療や抗がん剤を組み合わせた新しい治療が拡充されたことなどが関連していると考えられた
 ・  がんが他の臓器に及んだ状態である遠隔進展例や、悪性度の高い組織型では、生存率の改善は全体に比べると不十分であり、いずれのがんにおいても今後の課題である

 

本研究は日本がん登録協議会に設置された、がん予防・情報学部も参加するワーキンググループと、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院の研究チームによる研究プロジェクトの一環として行われました。このプロジェクトでは、本研究の対象である乳がん、子宮頸がん、卵巣がんに加えて、さらに10種類の腫瘍グループについても同様の研究を実施しています。

なお、本研究およびCONCORD-3研究には、神奈川県地域がん登録のデータも活用されています。

 

(論文情報)

Watanabe K, Di Carlo V, Sugiyama H, Nakamura S, Chei CL, Narimatsu H, Matz M, Oki I, Shibata A, Nakata K, Kajiwara Saito M, Matsuzaka M, Nishio M, Oze I, Tanaka R, Gatellier L, Yoshida I, Ito H, Teramoto N, Yamashita N, Kaizaki Y, Moki F, Kurosawa K, Nemoto Y, Kanemura S, Miyashiro I, Mori D, Fujita S, Matsuda T, Coleman MP, Allemani C. Trends in 5-year net survival for women diagnosed with breast, cervical or ovarian cancer in Japan, 2000-14 (CONCORD-3). Jpn J Clin Oncol. 2026 Mar 20;56(Supplement_1):i73-i86. doi: 10.1093/jjco/hyaf114. PMID: 41859890.

 

2026.2.20【お知らせ】

4/14(火) 県民のための公開講演会を開催いたします。

詳細はこちらから

・イベント紹介ページ 神奈川県立がんセンター

お問い合わせは、臨床研究所事務局 045(520)2222 (内線 4027、4021) 

 

2026.2.16【お知らせ】

第4回 横濱がんセミナーの開催について

第4回 横濱がんセミナー

「横浜–神奈川発の、がんの新規診断・治療技術!」を開催いたします。

日時:3月19日(木)16:00−18:20

場所:ビジョンセンター横浜みなとみらい 7 階 704 室

   横浜市西区みなとみらい 3-6-1 みなとみらいセンタービル 受付7階

主催:LiHubよこはま先端がん研究ユニット

(東京科学大学 生命理工学院 健康医療科学分野/神奈川県立がんセンター臨床研究所)

参加方法:会費無料、事前登録不要

詳細はこちらをご参照ください。

 

2026.1.26【研究活動】

「肥満遺伝子」はダイエットの壁ではない

~遺伝情報と現状を統合した新指標「効率性スコア」で、減量効果の予測精度が向上~

がん予防・情報学部が神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科、RIZAP株式会社、 ジェノプランジャパン株式会社と実施した共同研究の成果が発表されました。 研究のポイントは以下です。

1. 「遺伝のせい」は克服できる: 肥満の遺伝的リスクが高い人でも、食事と運動介入を行え ば、リスクが低い人と同等の減量効果が得られることを確認しました。

2. 新指標の開発: 従来の遺伝子検査だけでは予測が難しかった「個人の減量のしやすさ」に ついて、遺伝要因とBMIを加味した新指標「効率性スコア」を開発し、予測精度を高めること に成功しました。

3. 産学連携による成果: RIZAP株式会社、 ジェノプランジャパン株式会社との共同研究により、 実際のプログラム参加者のデータを解析した実践的なエビデンスです。

詳しくはプレスリリースをご覧ください。 

 

2025.11.6【研究活動】

新型コロナウイルスワクチン抗体価と腸内環境の関連が明らかに

がん予防・情報学部の神奈川県みらい未病コホートチーム及び地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所、公立大学法人神奈川県立保健福祉大学、株式会社メタジェン、株式会社 明治、明治ホールディングス株式会社にて進めている共同研究において、新たに腸内環境の解析を行い、抗体価との関連を明らかにしました。一連の研究成果は、2025年10月5日に国際学術誌Gut Microbes Reportsに掲載されました。

【研究成果の概要】

腸内細菌と代謝産物を詳しく調べたところ、新型コロナウイルス抗体価が高い人は、健康に良い腸内細菌や免疫を高める物質が豊富であることが分かりました。
血中の新型コロナウイルスワクチン抗体価が高い人ほど、糞便中にも多く新型コロナウイルス抗体が含まれていることが分かりました。

【論文情報】

Associations between food consumption with T cell activation and antibody responses following SARS-CoV-2 mRNA vaccination(SARS-CoV-2 mRNAワクチン接種後のT細胞活性化および抗体応答と食品摂取との関連性)   

https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/29933935.2025.2568927

【参考】

公立大学法人神奈川県立保健福祉大学からのプレスリリース

https://www.kuhs.ac.jp/cip/news/details_03301.html

 

株式会社 明治からのプレスリリース

https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2025/11_03/index.html

 

神奈川県みらい未病コホート研究

https://www.me-byo-cohort.jp

 

 

2025.10.3【研究活動】

【がん予防・情報学部】神奈川県⽴保健福祉⼤学と JMDC、リアルワールドデータでがん診療の最前線を解析、診療現場へ還元する研究プロジェクトを開始

神奈川県立がんセンター、神奈川県立保健福祉大学及び株式会社JMDCは、リアルワールドデータを活用して、がん診療の現状の全体像や最新の治療効果、副作用の発現状況について解析することにより、今後の診療指針の最適化に貢献すると共に、医師を中心とした医療スタッフが、解析結果をがん診療における方針検討等に直接活用できることを目指した新たな研究プロジェクトを開始します。

プレスリリースはこちら

 

2025.9.10【研究活動】

「愛媛大学他との共同研究の成果」が発表されました。

詳しくはプレスリリースをご参照ください。

 

2025.9.9【研究活動】

がん患者さんの自殺の現況が明らかに -神奈川県地域がん登録データ解析-

神奈川県地域がん登録のデータを活用した論文「Suicide risk transition and cumulative incidence post-cancer diagnosis: retrospective cohort study utilizing population-based cancer registry in Japan」が「BMC Cancer」のオンラインに掲載されましたので、お知らせします。神奈川県立がんセンター臨床研究所がん予防・情報学部が神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センターの研究チームと、共同で実施した研究の成果です。
研究のポイントは以下です。
 ・がん患者さん のべ30万人のデータを分析
 ・診断後の半年間に約500人に1人が自殺に至り、その期間は一般の方より2.7倍自殺の危険性が高い
 ・約1年で一般の方と同じ水準に戻るが、その後も再上昇する可能性がある
詳しくはプレスリリースをご覧ください。

 

2025.7.30【研究活動

神奈川県の地域の社会経済的背景とがん〈17年間データの大規模解析〉
~地域の平均収入・就職率は、がんの罹患や死亡と強く関連~

がん予防・情報学部ではがん情報の活用研究を進めています。その一環として実施した、神奈川県地域がん登録*を用いた神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科との共同研究の成果がまとまり、学術誌PLOS Oneに掲載されましたので、お知らせします。

研究のポイントは以下です。詳しくはプレスリリースをご覧ください。

 ・2000年~2016年、神奈川県全市区町村・約900万人のデータを分析

 ・地域の社会経済的背景のなかでも、地域の平均収入と就職率の値が低くなると、

  その 地域のがんの罹患率や死亡率が高くなる傾向が強い

 

*神奈川県地域がん登録は全国がん登録と並行して神奈川県が独自で行っているがん登録事業。30年以上にわたるデータの蓄積と詳細のデータ項目が特徴。今回の研究のようながん対策に資する研究や、がん検診精度管理、がん患者の予後調査といった、神奈川県民に密着したがん対策のためのデータ基盤となっています。

 

2025.7.9【研究活動】

「国立がん研究センター他との共同研究の成果」が発表されました。

詳細はプレスリリースをご参照ください。

 

2025.6.9【お知らせ】

8/5(火)令和7年度サイエンスかながわ「がん研究体験プログラム」

神奈川県立がんセンター臨床研究所では、中高生を対象に公開講座を開催します。

詳細はこちらをご参照ください。

 

2025.5.14【研究活動】

認知症予防に向けRIZAPと共同研究を開始

 がん予防・情報学部では健康長寿を実現するための研究基盤である神奈川県みらい未病コホート研究を推進しています。https://www.me-byo-cohort.jp/

 この度RIZAPグループ株式会社の連結子会社であるRIZAP株式会社と共同で、神奈川県みらい未病コホート研究を活用した、認知症予防に関する研究を開始することをお知らせいたします。

 

RIZAPグループ株式会社からのプレスリリースはこちら

・RIZAPグループ https://www.rizapgroup.com/news/detail?topics_id=1311

・RIZAP https://rizap.co.jp/news/bzAJ9Kpr

・デジタルPRプラットフォーム https://digitalpr.jp/r/109720

 

2025.4.24【研究活動】

肺がんの種類の変化に伴う胸部X線検査による早期発見能力の再検討

 神奈川県立がんセンター臨床研究所がん予防・情報学部 (部長 成松宏人)と横浜市医師会(会長 戸塚武和)による共同研究の成果「Assessing the performance of chest X-ray screening in detecting early-stage lung cancer in the general population」が、国際的な学術誌「International Journal of Cancer」に掲載されましたので、お知らせいたします。

詳しくはプレスリリースをご覧ください。

 

2025.2.19【お知らせ】

4/18(金) 県民のための公開講演会を開催いたします。

詳細はこちらから

・イベント紹介ページ 神奈川県立がんセンター

お問い合わせは、臨床研究所事務局 045(520)2222 (内線 4021、4027) 

 

2025.2.13【研究活動】

女性向け個別化予防医療サービス開発に向けた共同研究の開始

 がん予防・情報学部では、病気の原因を遺伝的要因と生活習慣から同定し解決策の検討を行うことを目的とした「神奈川県みらい未病コホート研究」を8年間実施中です。これまでに、神奈川県が開発した「未病指標」の学術的見地からの意義や社会実装に向けた検討等、社会的貢献につながる研究を推進してきました。今回、この研究を基盤として、女性向け個別化予防医療サービスの開発を目指した共同研究を神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター、医療法人社団優和会と共に開始することをお知らせします。

詳しくはプレスリリースをご覧ください。

 

2024.12.16【研究活動】

神奈川県地域がん登録データから都市部の胃がんに対する医療サービスの需要は今後増加することが予測されました

 神奈川県がん登録のデータを活用した論文「Projection of future gastric cancer incidence and healthcare service demand by geographic area in Kanagawa, Japan」が「Cancer Science」のオンラインに掲載されましたので、お知らせします。これは神奈川県立がんセンター臨床研究所がん予防・情報学部 成松宏人部長が、教授を兼務する神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センターの渡邊亮教授らの研究チームと行った共同研究の成果です。

詳しくはプレスリリースをご覧ください。

 

2024.12.6【お知らせ】

2023年度病院・臨床研究所共同研究の優秀賞が表彰されました

 2023年度の病院と臨床研究所の共同研究で、特に優れた業績をのこした課題について、 がんセンター総長より優秀賞が授与されました。

こちらから

2023年度の採択課題一覧はこちらから

 

2024.12.4【研究活動】

AIを活用した遺伝性乳がん卵巣がん拾い上げシステムの実証に成功

 がん予防・情報学部は遺伝診療科と共同で、遺伝性乳がん卵巣がん(hereditary breast and ovarian cancer; HBOC)のリスクを抱える人を見つけ出すことを目的とする拾い上げ業務を効果的・効率的に行うために、人工知能(artificial intelligence; AI)を活用した拾い上げシステムを開発しています。今回、実際の患者を対象にした同システムの実証研究を行い、この取り組みの成果が、医療分野におけるデジタルトランスフォーメーションの国際的な学術誌であるJournal of Medical Internet Research誌に掲載されましたのでお知らせします。  これは、神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科との共同研究の取り組みとして、令和3年度、5年度に行ったパブリシティー報告(参考資料)に続く成果です。

詳細はこちらをご参照ください。

 

2024.11.15【お知らせ】

第3回 横濱がんセミナーの開催について

第3回 横濱がんセミナー

「産学融合でがんバイオリソースを活かす!― バイオレポジトリー、ヒトがん組織由来モデルの利活用 ―」を開催いたします。

日時:12月19日(木)15:30−18:00

場所:TKPガーデンシティPREMIUM横浜西口 カンファレンスルーム7A

   横浜市西区南幸2-19-9 TKP横浜ビル

主催:LiHubよこはま先端がん研究ユニット

(東京科学大学 生命理工学院 健康医療科学分野/神奈川県立がんセンター臨床研究所)

参加方法:会費無料、事前登録不要

詳細はこちらをご参照ください。

 

2024.11.15【お知らせ】

臨床研究所セミナーの開催について

神奈川県立がんセンター臨床研究所セミナー(千葉県がんセンター研究所交流イベント)

「ゲノム異常と細胞形質に基づく子宮体癌の病態形成の理解」

日時:12月5日(木)17:30−18:30

場所:神奈川県立がんセンター管理・研究棟5F 講堂

詳細はこちらをご参照ください。

 

2024.10.8【研究活動】

デジタルピアサポートの効果を確認 ~1日平均歩数が20%増~

臨床研究所 がん・予防情報学部では、部長の成松が同じくセンター長を務める、神奈川県立保健福祉大学 イノベーション政策研究センター(CIP)と共同で、保健・医療・福祉に関する政策的研究及び提言を行うとともに、イノベーションの社会実装を推進しています。  その一環として、本学部がCIPと共同で実施したエーテンラボ株式会社との習慣化アプリ「みんチャレ®︎」を活用した行動変容へのインパクト評価に関する共同研究の論文が JMIR Formative Research に掲載されましたので、お知らせします。

詳しくはプレスリリースをご覧ください。

 

2024.9.25【研究活動】

ロボットによる介護予防プログラムの効果を明らかにしました。

臨床研究所では、次世代の健康長寿社会を実現するための市民参加型のデータ研究、神奈川県みらい未病コホート研究を行っています。 その一環として、本学の成松宏人教授らが実施した、慶應義塾大学、湘南ロボケアセンター株式会社との自立支援ロボット「装着型サイボーグ HAL®」を活用した介護予防プログラムに関する共同研究の論文がExperimental Gerontologyに掲載されましたので、この度プレスリリースを行いました。 詳細はこちらをご参照ください。

 

2024.7.24【研究活動】

がんの正確な診断に役立つ画像処理技術の開発に成功しました。

神奈川県立がんセンター臨床研究所・形態情報解析室、がん分子病態学部は、2021年より株式会社ニコンと共同で「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に準拠する形で、がんの診断や研究に役立つ画像処理技術の開発を行っております(当院・ニコン研究倫理審査委員会承認済み)。
患者様から得られたがん組織から作製した、病理組織標本にさまざまな染色を行い、それらの染色結果を統合してがんの診断を行っております。今回私たちは、病理組織標本の画像をデジタル化し重ね合わせる技術を開発しました。この技術は病理組織標本を用いたがんの正確な診断への寄与が期待され、特許申請を行うとともに、さらに改良を重ねて参ります。

 

2024.6.18

8/2(金)かながわサイエンスサマー2024「がん研究体験プログラム」

神奈川県立がんセンター臨床研究所では、中高生を対象に公開講座を開催します。

詳細はこちらからご覧ください。

 

2024.6.10

臨床研究所の紹介動画が完成しました。

詳細はこちらをご参照ください。

 

2024.5.28 【研究活動】

肥満の遺伝学的リスクスコアと食事・運動介入プログラムの効果に関する研究に関する成果についてお知らせします。

がん予防・情報学部では、神奈川県立保健福祉大学と連携して、未病コンセプトに基づく社会システムや技術の革新を起こすことができる人材の育成とともに、健康長寿社会を実現する研究活動を実践しています。 その一環として、このたび当センターと神奈川県立保健福祉大学とRIZAP株式会社、神奈川県立がんセンターおよびジェノプランジャパン株式会社の4者で構成した研究グループが実施した、「肥満の遺伝学的リスクスコアと食事・運動介入プログラムの効果に関する研究」に関する成果についてお知らせします。

詳細はプレスリリースをご参照ください。

2024.5.22 【研究活動】

KISTECの公式YouTubeチャンネルで「神奈川県みらい未病コホート研究」に関する講演が公開されました。

神奈川県の公的試験研究機関である神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)が昨年11月に実施したイベント「KISTEC Innovation Hub 2023」の一部として、神奈川県みらい未病コホート研究の研究代表者、成松宏人による講演【「未病」に科学技術イノベーションをおこします!】を、YouTubeの公式チャンネル内で公開しました。 コホート研究の成り立ちから最新の認知症予防やフレイル予防に向けた取り組みまで、市民参加型のコホート研究が県民の未病改善に果す役割について、わかりやすく語られています。

詳細は、ぜひこちら(https://www.youtube.com/watch?v=2rzGjBaNmPY)からご覧ください。

2024.2.26

第2回 横濱がんセミナーの開催について

第2回 横濱がんセミナー

「産学融合でがんバイオリソースを活かす!― バイオレポジトリー、ヒトがん組織由来モデルの利活用 ―」を開催いたします。

日時:3月22日(金)15:30−18:00

場所:TKPガーデンシティー横浜

〒221-0056 神奈川県横浜市神奈川区金港町3-1 コンカード横浜 2階

主催:LiHubよこはま先端がん研究ユニット

(東京工業大学生命理工学院・健康医療科学分野/神奈川県立がんセンター臨床研究所)

参加方法:会費無料、事前登録不要

詳細はこちらをご参照ください。

2024.2.16

4/18(木)県民のための公開講演会「女性のがん~最新の話題~」を開催いたします。

詳細はがんセンターホームページイベント紹介ページをご覧ください。

・イベント紹介ページ | 神奈川県立がんセンター

お問い合わせは 臨床研究所事務局 045(520)2222 (内)4034まで

2024.1.19

悪性中皮腫細胞を特異的に攻撃するキメラ抗原受容体(CAR)T細胞を作ることに成功しました。

神奈川県立がんセンター臨床研究所(がん免疫療法研究開発学部)の笹田哲朗部長、紅露 拓研究員らの研究グループは、富山大学との共同研究により、悪性中皮腫細胞を特異的に識別できるモノクローナル抗体を利用してCAR-T細胞を作出しました。特に、細胞内シグナル伝達部位を改変したCAR-T細胞は疲弊せず、悪性中皮腫細胞を効率よく攻撃できることを明らかとしました。本研究の成果は、難治性の悪性中皮腫に対する新規細胞治療薬として臨床応用されることが期待されます。また、有効性の高いCAR遺伝子を作成するためのデザイン戦略に新しい知見を与えるものと期待されます。

本研究成果は、2024年1月11日に国際科学誌「International Journal of Cancer」に掲載されました。

詳細はプレスリリースをご参照ください。

2023.11.28

今井浩三特別招聘研究員が本年度の「秋の叙勲」で瑞宝中綬章を受賞されました

元神奈川県立がんセンター臨床研究所長で、現在も特別招聘研究員として研究所をご指導頂いている今井浩三先生が、長年に渡るがんの臨床研究、教育者育成における多大なご貢献・ご功績に対して、本年度の「秋の叙勲」において瑞宝中綬章を皇居にて授与されました(令和5年11月13日)。

札幌医科大学学長(平成16年-22年)、東京大学医科学研究所付属病院第19代病院長、神奈川県立がんセンター臨床研究所長(平成26年-27年)、内閣府、文部科学省、厚生労働省の各種専門委員、がん研究・領域代表や日本医学会、日本癌学会、日本消化器病学会などの理事を歴任されるなど、がん分野をはじめ、多岐に渡る分野において今もご活躍されています。

平成25年 紫綬褒章、平成27年 日本癌学会学術賞 長興又郎賞受賞など多数受賞。

2023.7.13

機械学習を用いて血液中のサイトカインシグネチャーを調べることで、がん免疫療法が有効な患者を選別できることを発見しました。

神奈川県立がんセンター臨床研究所(がん免疫療法研究開発学部)の笹田哲朗部長、魏菲菲研究員らの研究グループは、久留米大学医学部、横浜市立大学大学院医学研究科、味の素株式会社との共同研究により、治療前の血液中のサイトカインプロファイルから機械学習の手法を駆使して、がん免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)の治療効果と関わるサイトカインシグネチャーを発見しました。低侵襲で高精度に免疫チェックポイント阻害薬治療が有効な患者を選別できることから、血液中のサイトカインシグネチャーが治療法選択のための新しいバイオマーカーとして臨床応用されることが期待されます。

本研究成果は、2023713日に国際科学誌「Journal for ImmunoTherapy of Cancer」に掲載されました。

詳細はプレスリリースをご参照ください。

2023.6.26

8/1(火) かながわサイエンスサマー2023「がん細胞を探し出せ!」を開催いたします

神奈川県立がんセンター臨床研究所では、中高生を対象に公開講座を開催します。

細胞とは?遺伝子とは?という基礎から、遺伝子とがんの関係や最新の遺伝子検査について講義します。

体験活動は、病理標本を用いてがん細胞を探し出す活動と、PCR法を用いたDNA鑑定を予定しています。

日時:2023年8月1日(火) 13:00~17:00

場所:神奈川県立がんセンター講堂

対象:中学/高校生 15名  応募者多数の場合は抽選

参加費:無料 申込締切: 7/14(金)

申込方法: こちらからお申込みください。 

2023.3.9

4/20(木)県民のための公開講演会「がん免疫治療の最前線」を開催いたします

詳細はこちらからご覧ください。

お問い合わせは 臨床研究所事務局 045(520)2222 ()4034まで

2022.12.12

臨床研究所がん予防・情報学部と大阪大学大学院工学研究科との共同研究の研究成果が発表されました

臨床研究所がん予防・情報学部では大阪大学大学院工学研究科(宮地充子教授)共同で先進的な暗号化技術であるプライバシーを保護したデータ統合技術を活用したがん検診の次世代精度評価システムを開発しています。今回、この取り組みの成果を国際的な学術誌に発表いたしました。当臨床研究所が進めるがん登録データの活用に大きく道を拓く技術として期待されます。

詳細はプレスリリースをご参照ください。

2022.11.8

2021年度 病院・臨床研究所共同研究の優秀賞が表彰されました

2021年度の病院と臨床研究所の共同研究で、特に優れた業績をのこした課題について、

がんセンター総長より優秀賞が授与されました。

 ・優秀賞の表彰者はこちらから

 ・2021年度の採択課題一覧はこちらから

2022.6.23

開催中止 かながわサイエンスサマー2022「がん細胞を探し出せ!」

新型コロナウイルス感染症拡大状況を踏まえ、誠に残念ながら中止となりました。

2022.06.16

県民のための公開講演会「ここまで進んだがんゲノム医療」を開催いたしました

4月22日 臨床研究所が主催する「第33回県民のための公開講演会 ここまで進んだがんゲノム医療」が二俣川の旭区民文化センター(サンハート)にて開催されました。コロナ禍により3年ぶりの開催となりましたが、70名を超える方々にご来場をたまわり、がんゲノム医療の現状やこれからの展望を4名の講演者より紹介させていただきました。ご来場の皆様、ご協力くださった関係者の方々に心よりお礼申し上げます。当日の講演内容については神奈川県立がんセンターYouTubeチャンネルよりご覧いただけます。

講演内容(動画公開中)
神奈川県立がんセンターYouTubeチャンネル

    1. 2022.5.24
    がん予防・情報学部とがんセンター遺伝診療科、乳腺外科との共同研究の成果が発表されました(Int. J. Environ. Res. Public Health 19:6182, 2022(英文))

    代表的な遺伝性腫瘍である遺伝性乳がん卵巣がん症候群を診断するためには、遺伝学的検査が行われます。遺伝学的検査は血液検査で実施されますが、遺伝カウンセリングが費用なこと、費用が高額なこともあり、検査を受けるのは一定の条件を満たす方に限られます。今後医学の進歩により遺伝学的検査の費用が低くなってくることが予想される中、どの程度まで検査の対象を拡げるべきかを、がんセンターのデータでシミュレーションし、今後の対象拡大の可能性を示しました。

    詳しくは掲載誌のページ

    MDPI Open Access Journals

をご参照下さい

  1. 2022.5.16

血液中のアミノ酸プロファイルを調べることで、がん免疫療法が有効な患者を選別できることを発見しました

臨床研究所 がん免疫療法研究開発学部・がん分子病態学部は久留米大学医学部と味の素株式会社との共同研究により以下の発見を行い、論文に発表いたしました。

・治療前の血液中のアミノ酸プロファイルを調べることで、がん免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)が有効な患者を選別できることが明らかとなりました。
・血液中の免疫細胞の遺伝子解析により、末梢血のアミノ酸プロファイルががん患者の免疫状態を反映することがわかりました。また、免疫チェックポイント阻害薬の治療効果と相関するアミノ酸代謝関連遺伝子が明らかとなりました。


今後、血液中のアミノ酸プロファイル解析ががん患者の治療法選択に有用な新しい診断法として臨床応用されることが期待されます。

詳細はプレスリリース

血液中のアミノ酸プロファイルを調べることで、がん免疫療法が有効な患者を選別できることを発見(PDF)
をご参照ください。

2022.2.25

健康行動の継続をサポートするアプリ「みんチャレ」と神奈川県みらい未病コホート研究を組み合わせ、サポートの効果を検証する臨床研究を開始しました

臨床研究所が推進する「神奈川県みらい未病コホート研究」の研究基盤を活用して、神奈川県立保健福祉大学とデジタルピアサポートアプリ「みんチャレ」を開発するエーテンラボ株式会社と連携し、研究「デジタルピアサポートアプリ『みんチャレ』の行動変容へのインパクト評価に関する研究(略称:みらい・みんチャレ スタディ)」を開始しました。

本研究は、神奈川県の協力のもと、先行して実施している神奈川県みらい未病コホート研究の参加者を対象とし、地域住民に健康行動の継続を促す介入ツールとして「みんチャレ」を活用する日本初の取り組みです。「みんチャレ」の活用により、健康行動(ウォーキング)を6か月継続できるか、また心身の健康状態の改善にどのように寄与するかなどを評価します。

本研究を通じて、デジタルピアサポートによる行動変容や臨床学的数値の改善、心理的・社会的指標の変化等への有効性について科学的に証明し、デジタル技術を遠隔での保健指導に活用する等の社会実装を行い、未病改善に貢献することを目指します。

(参考)

2022.2.17

県民のための公開講演会「ここまで進んだがんゲノム医療」を開催いたします。

日時:令和4年4月22日(金) 14時~16時30分
場所:横浜市旭区民文化センター(サンハート)ホール(二俣川相鉄ライフ5F)
内容:がんで変化(変異)してがんの原因となっている遺伝子を調べ出して適切な抗がん剤による治療に結びつける「がんゲノム医療」が保険診療で実施される時代となりました。その最先端を紹介いたします。
定員300人・当日受付で事前の申し込みは不要です。お問い合わせは 臨床研究所事務局 045(520)2222 (内)4034まで。

2021.11.8

【AI活用に関する活動レポートが公開されました】

神奈川県立がんセンター臨床研究所 がん予防・情報学部では、病院の遺伝診療科と共同で、株式会社AITの技術支援を受けてAI診療システムを開発しています。
その進捗についてのレポートが同社のホームページで公開されました。

(参考)

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