臨床研究所の紹介

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所長のご挨拶

所長イメージ

臨床研究所は、成人病センターから「がんセンター」ができた1986年(昭和61年)に設置されました。現在は、5研究学部体制を基盤に研究を進めています。がん研究は今、世界中が積み重ねてきた研究成果を患者さんの治療に積極的に活用するフェーズに入っています。その代表例が、がんの分子標的治療薬や先進的な免疫療法であり、がんゲノム医療の展開です。更に、それぞれの患者さんに最適な治療を提供する個別化医療の時代を迎えています。それでも、残念ながら、まだまだ充分では無いことはご存じの通りです。がんの研究では、基礎的な研究から、がん医療の現場にその成果を導入するための橋渡し研究(トランスレーショナル研究)、臨床現場に導入された後で生まれた課題を解決するための基礎的な研究(逆橋渡し研究)のサイクルが、適切に効率良く回っていることが重要です。がん専門病院に併設された研究所の重要性が益々高まっています。

私達は、病院と密に連携して、患者さんから同意を得て頂いたがん組織や血液などを、直ぐに、あるいは、一旦、バイオバンク(生体試料センター)に収集して、研究に活用しています。
臨床研究所の職員全員が一丸となって、よりよいがん医療の開発に向けた研究を推進しています。皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。

臨床研究所長

宮城 洋平みやぎ ようへい

組織図

組織図組織図

お知らせ

*もっと臨床研究所のことをお知りになりたい方は臨床研究所ホームページへ

臨床研究所ホームページ

2024.2.16

4/18(木)県民のための公開講演会「女性のがん~最新の話題~」を開催いたします。

詳細はがんセンターホームページイベント紹介ページをご覧ください。

・イベント紹介ページ | 神奈川県立がんセンター

お問い合わせは 臨床研究所事務局 045(520)2222 (内)4034まで


2024.1.19

悪性中皮腫細胞を特異的に攻撃するキメラ抗原受容体(CAR)T細胞を作ることに成功しました。

神奈川県立がんセンター臨床研究所(がん免疫療法研究開発学部)の笹田哲朗部長、紅露 拓研究員らの研究グループは、富山大学との共同研究により、悪性中皮腫細胞を特異的に識別できるモノクローナル抗体を利用してCAR-T細胞を作出しました。特に、細胞内シグナル伝達部位を改変したCAR-T細胞は疲弊せず、悪性中皮腫細胞を効率よく攻撃できることを明らかとしました。本研究の成果は、難治性の悪性中皮腫に対する新規細胞治療薬として臨床応用されることが期待されます。また、有効性の高いCAR遺伝子を作成するためのデザイン戦略に新しい知見を与えるものと期待されます。

本研究成果は、2024年1月11日に国際科学誌「International Journal of Cancer」に掲載されました。

詳細はプレスリリースをご参照ください。


2023.11.28

今井浩三特別招聘研究員が本年度の「秋の叙勲」で瑞宝中綬章を受賞されました

元神奈川県立がんセンター臨床研究所長で、現在も特別招聘研究員として研究所をご指導頂いている今井浩三先生が、長年に渡るがんの臨床研究、教育者育成における多大なご貢献・ご功績に対して、本年度の「秋の叙勲」において瑞宝中綬章を皇居にて授与されました(令和5年11月13日)。

札幌医科大学学長(平成16年-22年)、東京大学医科学研究所付属病院第19代病院長、神奈川県立がんセンター臨床研究所長(平成26年-27年)、内閣府、文部科学省、厚生労働省の各種専門委員、がん研究・領域代表や日本医学会、日本癌学会、日本消化器病学会などの理事を歴任されるなど、がん分野をはじめ、多岐に渡る分野において今もご活躍されています。

平成25年 紫綬褒章、平成27年 日本癌学会学術賞 長興又郎賞受賞など多数受賞。


2023.7.13

機械学習を用いて血液中のサイトカインシグネチャーを調べることで、がん免疫療法が有効な患者を選別できることを発見しました。

神奈川県立がんセンター臨床研究所(がん免疫療法研究開発学部)の笹田哲朗部長、魏菲菲研究員らの研究グループは、久留米大学医学部、横浜市立大学大学院医学研究科、味の素株式会社との共同研究により、治療前の血液中のサイトカインプロファイルから機械学習の手法を駆使して、がん免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)の治療効果と関わるサイトカインシグネチャーを発見しました。低侵襲で高精度に免疫チェックポイント阻害薬治療が有効な患者を選別できることから、血液中のサイトカインシグネチャーが治療法選択のための新しいバイオマーカーとして臨床応用されることが期待されます。

本研究成果は、2023713日に国際科学誌「Journal for ImmunoTherapy of Cancer」に掲載されました。

詳細はプレスリリースをご参照ください。


2023.6.26

8/1(火) かながわサイエンスサマー2023「がん細胞を探し出せ!」を開催いたします

神奈川県立がんセンター臨床研究所では、中高生を対象に公開講座を開催します。

細胞とは?遺伝子とは?という基礎から、遺伝子とがんの関係や最新の遺伝子検査について講義します。

体験活動は、病理標本を用いてがん細胞を探し出す活動と、PCR法を用いたDNA鑑定を予定しています。

日時:2023年8月1日(火) 13:00~17:00

場所:神奈川県立がんセンター講堂

対象:中学/高校生 15名  応募者多数の場合は抽選

参加費:無料 申込締切: 7/14(金)

申込方法: こちらからお申込みください。 


2023.3.9

4/20(木)県民のための公開講演会「がん免疫治療の最前線」を開催いたします

詳細はこちらからご覧ください。

お問い合わせは 臨床研究所事務局 045(520)2222 ()4034まで

2022.12.12

臨床研究所がん予防・情報学部と大阪大学大学院工学研究科との共同研究の研究成果が発表されました

臨床研究所がん予防・情報学部では大阪大学大学院工学研究科(宮地充子教授)共同で先進的な暗号化技術であるプライバシーを保護したデータ統合技術を活用したがん検診の次世代精度評価システムを開発しています。今回、この取り組みの成果を国際的な学術誌に発表いたしました。当臨床研究所が進めるがん登録データの活用に大きく道を拓く技術として期待されます。

詳細はプレスリリースをご参照ください。

2022.11.8

2021年度 病院・臨床研究所共同研究の優秀賞が表彰されました

2021年度の病院と臨床研究所の共同研究で、特に優れた業績をのこした課題について、

がんセンター総長より優秀賞が授与されました。

 ・優秀賞の表彰者はこちらから

 ・2021年度の採択課題一覧はこちらから

2022.6.23

開催中止 かながわサイエンスサマー2022「がん細胞を探し出せ!」

新型コロナウイルス感染症拡大状況を踏まえ、誠に残念ながら中止となりました。

2022.06.16

県民のための公開講演会「ここまで進んだがんゲノム医療」を開催いたしました

4月22日 臨床研究所が主催する「第33回県民のための公開講演会 ここまで進んだがんゲノム医療」が二俣川の旭区民文化センター(サンハート)にて開催されました。コロナ禍により3年ぶりの開催となりましたが、70名を超える方々にご来場をたまわり、がんゲノム医療の現状やこれからの展望を4名の講演者より紹介させていただきました。ご来場の皆様、ご協力くださった関係者の方々に心よりお礼申し上げます。当日の講演内容については神奈川県立がんセンターYouTubeチャンネルよりご覧いただけます。

講演内容(動画公開中)
神奈川県立がんセンターYouTubeチャンネル

    1. 2022.5.24
    がん予防・情報学部とがんセンター遺伝診療科、乳腺外科との共同研究の成果が発表されました(Int. J. Environ. Res. Public Health 19:6182, 2022(英文))

    代表的な遺伝性腫瘍である遺伝性乳がん卵巣がん症候群を診断するためには、遺伝学的検査が行われます。遺伝学的検査は血液検査で実施されますが、遺伝カウンセリングが費用なこと、費用が高額なこともあり、検査を受けるのは一定の条件を満たす方に限られます。今後医学の進歩により遺伝学的検査の費用が低くなってくることが予想される中、どの程度まで検査の対象を拡げるべきかを、がんセンターのデータでシミュレーションし、今後の対象拡大の可能性を示しました。

    詳しくは掲載誌のページ

    MDPI Open Access Journals

をご参照下さい

  1. 2022.5.16

血液中のアミノ酸プロファイルを調べることで、がん免疫療法が有効な患者を選別できることを発見しました

臨床研究所 がん免疫療法研究開発学部・がん分子病態学部は久留米大学医学部と味の素株式会社との共同研究により以下の発見を行い、論文に発表いたしました。

・治療前の血液中のアミノ酸プロファイルを調べることで、がん免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)が有効な患者を選別できることが明らかとなりました。
・血液中の免疫細胞の遺伝子解析により、末梢血のアミノ酸プロファイルががん患者の免疫状態を反映することがわかりました。また、免疫チェックポイント阻害薬の治療効果と相関するアミノ酸代謝関連遺伝子が明らかとなりました。


今後、血液中のアミノ酸プロファイル解析ががん患者の治療法選択に有用な新しい診断法として臨床応用されることが期待されます。

詳細はプレスリリース

血液中のアミノ酸プロファイルを調べることで、がん免疫療法が有効な患者を選別できることを発見(PDF)
をご参照ください。

2022.2.25

健康行動の継続をサポートするアプリ「みんチャレ」と神奈川県みらい未病コホート研究を組み合わせ、サポートの効果を検証する臨床研究を開始しました

臨床研究所が推進する「神奈川県みらい未病コホート研究」の研究基盤を活用して、神奈川県立保健福祉大学とデジタルピアサポートアプリ「みんチャレ」を開発するエーテンラボ株式会社と連携し、研究「デジタルピアサポートアプリ『みんチャレ』の行動変容へのインパクト評価に関する研究(略称:みらい・みんチャレ スタディ)」を開始しました。

本研究は、神奈川県の協力のもと、先行して実施している神奈川県みらい未病コホート研究の参加者を対象とし、地域住民に健康行動の継続を促す介入ツールとして「みんチャレ」を活用する日本初の取り組みです。「みんチャレ」の活用により、健康行動(ウォーキング)を6か月継続できるか、また心身の健康状態の改善にどのように寄与するかなどを評価します。

本研究を通じて、デジタルピアサポートによる行動変容や臨床学的数値の改善、心理的・社会的指標の変化等への有効性について科学的に証明し、デジタル技術を遠隔での保健指導に活用する等の社会実装を行い、未病改善に貢献することを目指します。

(参考)

2022.2.17

県民のための公開講演会「ここまで進んだがんゲノム医療」を開催いたします。

日時:令和4年4月22日(金) 14時~16時30分
場所:横浜市旭区民文化センター(サンハート)ホール(二俣川相鉄ライフ5F)
内容:がんで変化(変異)してがんの原因となっている遺伝子を調べ出して適切な抗がん剤による治療に結びつける「がんゲノム医療」が保険診療で実施される時代となりました。その最先端を紹介いたします。
定員300人・当日受付で事前の申し込みは不要です。お問い合わせは 臨床研究所事務局 045(520)2222 (内)4034まで。

2021.11.8

【AI活用に関する活動レポートが公開されました】

神奈川県立がんセンター臨床研究所 がん予防・情報学部では、病院の遺伝診療科と共同で、株式会社AITの技術支援を受けてAI診療システムを開発しています。
その進捗についてのレポートが同社のホームページで公開されました。

(参考)

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