医療の質評価推進室では、ご提供する外来診療、入院診療、検査などに全てにおける様々な「質」を改善する取り組みをしています。医療における「質」とは何でしょうか?がん専門病院として治療成績が良いことはもちろんですが、実際に「受診して良かった」「安心して治療できた」「スタッフ皆が信頼できた」といった満足感が感じられなければ良い「質」とは言えません。
みなさんと一緒に、当センターの「質」改善に取り組んで行ければと考えておりますので、ぜひ率直なご意見やご協力も頂けると幸いです。
副院長兼医療の質評価推進室長
森本 学もりもと まなぶ
医療の質評価推進室は「高度な医療技術を開発し、患者様に提供すること」、「質の高い医療を継続して提供すること」を目的に、以下の活動を主導しています。
高難度新規医療技術(軽微な術式の変更等を除く当院で実施したことのない医療技術であってその実施により患者さんの死亡その他の重大な影響が想定されるもの)を提供するに当たり、審査を行います。また、審査後にも継続して実施状況などの評価を行い、当センターの高難度新規医療技術を用いた医療の適正な提供に取り組んでいます。
国内外未承認新規医薬品等(適応外使用を含む)を提供するに当たり、審査を行います。また、審査後にも継続して実施状況などの評価を行い、当センターの未承認新規医薬品等を用いた医療の適正な提供に取り組んでいます。
未承認新規医薬品等を提供する場合は、原則として事前に医療者が文書と口頭による説明を行った後に患者さんの同意を得ますが、科学的に相当の根拠があり倫理的な問題も極めて少なく患者さんに有益であると考えられる医薬品等は、文書による説明・同意取得を例外的に簡略化(不要)し、口頭同意のみで使用可能とすることを承認しています。このような承認をうけた医薬品の詳細は以下の「診療上の情報公開文書」からご覧になれます。
また、さらに詳細をお知りになりたい場合は、それぞれの情報公開文書に記載された問い合わせ先までお知らせください。
診療上の情報公開文書
当センターでは、日本医療機能評価機構が実施する病院機能評価などの第三者評価を活用し、より質の高い医療をする実現できるように取り組んでおります。医療の質評価推進室では、第三者評価への対応の中心的な役割を担い、様々な課題に対して部門横断的に取り組んでいます。
5大がんを中心にその診療プロセスについて、DPCデータ等を用いて分析し、結果をCQI 研究会参加施設間で比較・評価することで、医療の質の改善・均てん化を支援しているCQI研究会に参加しています。
2010年に発足した当センター独自の活動組織であり、多職種により構成されています。「質の高い医療を提供しているか」「安全で安心な医療を提供しているか」「患者さんの視点にたった病院経営が行われているか」「医療人材の確保が適切か」「業務運営の改善や効率化が行われているか」等の視点に基づいて測定項目を設定し、測定結果は「臨床指標」として公表・フィードバックしています。
治療方針決定にあたって、ガイドライン等では決めきれない個別化医療の部分について、多職種による協議を行っています。具体的には個々の診療現場で実施される検討会「臨床倫理カンファレンス」、管理者を含めた検討の場である「臨床倫理小委員会」、そして外部識者等もメンバーに加えた「臨床倫理委員会」があります。
診療科・部門・センターDepartment
診療科
センター
院内共通診療科
中央部門
ページガイド
サイトマップを開く