診療科からのお知らせ/コラム
当科は肝胆膵領域の腫瘍に対して、最新のエビデンスに基づいた安全かつ安心な外科的治療を提供しています。手術については、患者さんの負担を少なくするために腹腔鏡下手術にも力を入れています。また、がん診療におけるより良い治療方法を確立するために、全国規模の臨床試験にも積極的に参加しています。肝胆膵領域のがんは難治性であるため、外科治療によるものだけでなく、集学的治療が必要です。このため、外科・内科・放射線治療科での合同カンファレンスを定期的に開催して患者さんごとに最適な治療を選択しています。
消化器外科(肝胆膵) 部長
山本 直人やまもと なおと
当科は6名のスタッフでワンチームとして診療にあたっています。肝胆膵領域の手術は高難度手術で、当院は高度技能専門医修練施設(A)に認定されています。手術手技は標準化され、常に質の高い手術を提供できる体制となっています。肝胆膵領域のがんは難治性で、集学的治療を行うために内科、放射線科との連携が大切です。当センターは各科との垣根も低く,外科・内科・放射線治療科が一体となって治療にあたっています。 膵癌手術件数は全国でも上位となるハイボリュームセンターであり、全国レベルの多施設共同研究のメンバーとして積極的に活動しています。近年の化学療法の進歩に伴い、当初切除不能であった膵癌から切除可能にコンバージョンする症例も増えており、膵癌コンバージョン手術にも積極的に取り組んでいます。一方では低侵襲手術、機能温存手術にも取り組んでおり、低悪性度膵腫瘍や肝細胞癌に対する腹腔鏡下手術,ロボット支援下手術も導入しています。腹腔鏡下手術により術後の疼痛の軽減、入院期間の短縮が得られています。
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