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肝胆膵がんは難治性がんの代表と言われ、5年相対生存率も低い状況にあります。原因として早期診断の難しさ、がん薬物療法への抵抗性が指摘されております。しかしながら、近年は、CT、PET-CT、超音波、超音波内視鏡の進歩により早期診断能は向上しております。また、重粒子線を含めた放射線照射の進歩、がん薬物療法の発展により、治療成績の改善が期待されております。当科では、早期診断からがん進行期の薬物療法まで、最新の医療を提供いたします。
消化器内科(肝胆膵) 部長
上野 誠うえの まこと
当科の診断時には、CT、PET-CT、造影超音波、超音波内視鏡などを用いて、がん早期診断を行うとともに、生検検査による病理学的診断を大事にしております。診断をなるべく早く行い、治療に移行することが重要であり、受診から2週間での診断、治療方針決定を目指しております。また、胆道、膵臓の病変は、胆道閉塞に伴う胆管炎、胆のう炎を多くきたしますが、緊急処置を24時間行える体制を整えております。
肝胆膵がんは、難治性であるため、手術、放射線、がん薬物療法を含めた集学的治療が重要となります。当科では放射線治療として従来のX線放射線照射だけでなく、重粒子線治療(肝細胞がん、肝内胆管がん、膵がんでは一部保険適用)を含めた集学的治療を行っております。がん薬物療法としても、最新のエビデンスに基づく多剤併用療法だけでなく、多くの臨床試験、新規薬剤を用いた先進医療、治験を行っております。
当科は、肝胆膵がんだけでなく、膵神経内分泌腫瘍、小腸がんの診断治療も行っております。いずれのがん種も、全国有数の診療経験を有し、診断から治療まで、豊富な経験をもとに、患者に寄り添った治療を行うことを目標としております。
うえの まこと
上野 誠
部長
卒業年次:平成10年卒 / 令和3年
卒業大学:横浜市立大学 / 横浜市立大学大学院
専門領域:肝胆膵
【専門医/認定医】
・日本内科学会 総合内科専門医 ・日本消化器病学会 消化器病専門医 ・日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 ・日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 ・日本肝臓学会 肝臓専門医 ・日本内科学会 総合内科指導医 ・日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡指導医 ・日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法指導医 ・日本肝臓学会 肝臓指導医 ・日本医師会 産業医 ・日本がん治療認定医機構 がん治療認定医 ・日本胆道学会 指導医
こばやし さとし
小林 智
医長
卒業年次:平成16年卒
卒業大学:横浜市立大学
専門領域:肝胆膵
【専門医/認定医】
・日本内科学会 総合内科専門医 ・日本消化器病学会 消化器病専門医 ・日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 ・日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 ・日本肝臓学会 肝臓専門医 ・日本内科学会 総合内科指導医 ・日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法指導医 ・日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡指導医 ・日本がん治療認定医機構 がん治療認定医 ・日本胆道学会 認定指導医 ・日本膵臓学会 指導医
ふくしま たいと
福島 泰斗
医長
卒業年次:平成22年卒 / 令和4年修
卒業大学:北里大学 / 横浜市立大学大学院
専門領域:肝胆膵
【専門医/認定医】
・日本消化器病学会 消化器病専門医 ・日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 ・日本肝臓学会 肝臓専門医 ・日本がん治療認定医機構 がん治療認定医 ・日本内科学会 認定内科医
とづか ゆういちろう
戸塚 雄一朗
医長
卒業年次:平成23年卒
卒業大学:新潟大学
専門領域:肝胆膵
【専門医/認定医】
・日本消化器病学会 消化器病専門医 ・日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 ・日本肝臓学会 肝臓専門医 ・日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 ・日本内科学会 内科学会認定医 ・日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
はまぐち ともみ
濵口 智美
医師
卒業年次:平成28年卒
卒業大学:福島県立医科大学
専門領域:肝胆膵
【専門医/認定医】
・日本消化器病学会 消化器病専門医 ・日本内科学会 内科専門医
えのもと まさと
榎本 昌人
任期付常勤医
卒業年次:平成29年卒
卒業大学:愛媛大学
専門領域:肝胆膵
【専門医/認定医】
日本内科学会 専門
しらいし かずまさ
白石 和雅
任期付常勤医
卒業年次:平成31年卒
卒業大学:横浜市立大学
専門領域:肝胆膵
あさい やすつぐ
朝井 靖二
消化器内科(肝胆膵)レジデント
卒業年次:平成22年卒
卒業大学:東京医科大学
専門領域:肝胆膵
【専門医/認定医】
・日本消化器病学会 消化器病専門医 ・日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医 ・日本内科学会 内科認定医
ふるせ じゅんじ
古瀬 純司
総長
卒業年次:昭和59年卒
卒業大学:千葉大学
【専門医/認定医】
・日本消化器病学会 消化器病専門医 ・日本肝臓学会 肝臓専門医 ・日本内科学会 日本内科学会 認定医 ・日本膵臓学会 指導医
診療科等 | 外来 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
---|---|---|---|---|---|---|
肝・胆・膵 |
B C |
上野 誠 戸塚雄一朗 |
白石和雅 上野 誠 朝井靖二 |
戸塚雄一朗 福島泰斗 |
戸塚雄一朗 小林 智
|
榎本昌人 小林 智 手塚瞬 朝井靖二 |
区分 | 2021 | 2022 | 2023 |
新患者数 | 1,074 | 1,115 | 1,211 |
延患者数 | 29,916 | 28,501 | 29,763 |
区分 | 2021 | 2022 | 2023 |
新入院患者数 | 2,084 | 2,069 | 2,711 |
延入院患者数 | 15,317 | 14,573 | 19,238 |
2021 | 2022 | 2023 | ||
初診数 |
肝がん (転移性肝がん、肝炎含む) |
126例 | 156例 | 152例 |
胆道がん | 181例 | 194例 | 191例 | |
膵がん | 476例 | 427例 | 580例 | |
膵内分泌腫瘍 | 180例 | 18例 | 18例 | |
検査 治療件数 |
肝がん RFA (1入院1カウント) |
76例 | 57例 | 23例 |
肝がん TACE・動注 | 97例 | 118例 | 103例 | |
EUS EUS-FNA |
590例 |
540例 |
415例 |
|
ERCP 総数 |
897例 |
957例 |
1,099例 |
対象 | 試験の種類 | 試験名 | 進捗状況 |
---|---|---|---|
肝細胞がん | 治験 第Ⅰ相 | 株式会社カイオム・バイオサイエンスの依頼による第Ⅰ相試験 | 登録受付中 |
治験 第Ⅱ相 | アストラゼネカ株式会社の依頼による進行肝胆道癌患者を対象としたMEDI5752、AZD2936の第Ⅱ相試験 | 登録受付中 |
胆道がん | 治験 第Ⅲ相 | 切除不能又は転移性の胆管癌患者を対象としたINCB054828の第Ⅲ相試験 | 登録受付中 |
---|---|---|---|
治験 第Ⅱ相 |
アストラゼネカ株式会社の依頼による進行肝胆道癌患者を対象としたMEDI5752、AZD2936の第Ⅱ相試験 |
登録受付中 |
|
治験 第Ⅲ相 |
アストラゼネカ株式会社の依頼による根治切除後の胆道癌患者を対象としたRilvegostomigの第Ⅲ相試験 |
登録受付中 |
膵臓がん | 治験 第Ⅲ相 | 膵癌患者を対象としたS-1併用化学放射線療法+ニボルマブの第Ⅲ相試験(JCOG1908E) | 登録受付中 |
---|---|---|---|
治験 第Ⅱ相 | アステラス製薬株式会社の依頼によるZolbetuximabの第Ⅱ相試験 | 登録受付中 | |
治験 第Ⅰ相 |
小野薬品工業株式会社の依頼による膵がんを対象にしたONO-7475とニボルマブの第Ⅰ相試験 |
登録受付中 |
|
治験 |
Suizenjiの切除不能膵癌患者を対象とした無作為化比較試験 |
登録受付中 |
|
治験 第Ⅱ相 |
日本セルヴィエ株式会社の依頼によるイリノテカンリポソーム注射液の第Ⅱ相試験 |
登録受付中 |
固形がん | 治験 第Ⅲ相 | 切除不能・再発消化器(消化管・肝胆膵)神経内分泌癌(NEC)を対象としたエトポシド+カルボプラチン±デュルバルマブ療法のランダム化比較 第Ⅲ相医師主導治験 | 登録受付中 |
---|---|---|---|
治験 第Ⅰ相 | アステラス製薬株式会社の依頼によるASP3082の第1相試験 | 登録受付中 |
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