診療科からのお知らせ/コラムはありません。
当科は、主に胃がん、食道がん、およびGISTの外科治療および化学療法を担当しています。胃がんは,ピロリ菌の除菌治療によって、若い方の罹患率は減少してまいりました。しかし、高齢化社会に伴って,70歳以上の方の胃がんは増えております。私共は,人生100年時代を、術後もお元気に過ごしていただくことを目指して、一人一人に最善な治療を行なっております。胃がんと同様、食道がんの治療も、多くの科と連携をとりながら、手術、抗がん剤治療、放射線治療などを組み合わせた治療(集学的治療)を用いた最善と考えられる治療を行なっております。さらに食道と胃の境目にできる食道胃接合部がんに対しても、シームレスな治療を行なえるのが当科の強みです。いずれの疾患におきましても,治療開始までお待たせしません。常に最短で治療を開始するように心がけております。セカンドオピニオンもお受けしておりますので、お気軽にご相談いただければと思います。
副院長 兼 消化器外科(胃食道)部長
大島 貴おおしま たかし
食道は咽頭と胃をつなぐ細長い臓器であり、そこに発生する悪性腫瘍の代表が食道がんです。食道がんの治療には、大きく分けて手術、薬物療法(化学療法)、放射線治療、内視鏡治療の4つがあり、それぞれの治療法の特徴を生かしながら、単独またはそれらを組み合わせた治療(集学的治療)を行います。治療方法は主に病期(ステージ)にて決まりますが、患者さんの希望や体の状態を考慮したうえで決定しますので、お悩みがあれば是非とも一度ご相談ください。
消化器外科(胃食道)部長
尾形 高士おがた たかし
胃食道外科は,消化管内科,放射線科からなる約20名の医師で、毎週カンファランスを行い、一人一人の患者さんに最適な治療を話し合い,治療方針を決定しております。胃がん,食道がん,そしてGISTも、早期のものを除くと、手術のみならず化学療法や放射線治療などからなる集学的治療が必要です。そのため、私どもは多数の科とのしっかりとした連携体制のもと、最善と考えられる治療を行なっています。手術に関しては,開腹・開胸手術はもちろんのこと、胸腔鏡手術およびロボット支援下手術を積極的に行い、根治性と安全性を両立させた、「がんセンター」の名に恥じることのないがん手術を行うことを心がけています。さらにこれを支える周術期管理では、術前早期からの看護師による面談、薬剤管理、口腔ケア、栄養指導、クリニカルパスおよび術後回復に向けたERASプログラムを取り入れております。 さらに、JCOGのみならず多数の「臨床試験」、新しい治療薬の開発に欠かせない「治験」、がんの性質に応じた最適な治療選択(プレシジョン・メディシン)が行える「がんゲノムパネル検査」を積極的に行い、新しい医療を患者さんに提供しております。また、グローバルなレベルで胃・食道がんに対する医学の進歩に寄与できるよう、院内のみならず国内外の共同研究を多数行い、その成果を世界に向けて学会発表および論文発表にて、数多く発信しています。
ページガイド
サイトマップを開く