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がんのリハビリテーションは、がんによる発生臓器の機能障害、全身性の障害、がん治療による様々な心身機能障害を予防し、改善するためのがん治療に必須の治療手段です。機能障害が残存する場合でも障害の代償手段を検討し、環境を調整することによって患者さんの日常生活活動(ADL:Activities of daily living)の自立と満足できる生活の質(QOL:Quality of Life)を目指します。一人一人の患者さんの障害評価に基づいてリハビリテーション科専門医がリハビリテーション計画を立て、リハビリテーション専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)と質の高いチーム医療を提供します。
リハビリテーション科医長
佐久間 藤子さくま ふじこ
リハビリテーション科は病院の新築移転3年後の2016年春に設置されました。医師1名、理学療法士1名、作業療法士2名、言語聴覚士2名という少数精鋭で診療をスタートしましたが、新患患者数は975人(2016)、1408人(2017年)、1687人(2018年)、1845人(2019年)と右肩上がりです。がん治療の進歩によるがんサバイバーの生命予後の延伸、対象患者さんの高齢化に伴い、がんのリハビリテーションへの期待は益々高まっています。新患患者の診療科別内訳(2019年)は、乳腺内分泌外科26%、消化器外科肝胆膵10%、リンパ浮腫相談外来7%、腫瘍内科7%、消化器外科胃食道6%、骨軟部腫瘍外科5%、呼吸器内科5% 血液内科5% 消化器内科肝胆膵5%、脳神経外科4%、消化器外科大腸4%、消化器内科消化管3%、泌尿器科3%、頭頚部外科3%、婦人科2%、リハビリテーション科2%、呼吸器外科1%、緩和ケア科1%と、院内ほぼすべての診療科からの依頼を受けています。外科では手術後早期の離床訓練、術後合併症の予防、内科では化学療法に伴う運動機能低下の予防、頭頚部外科では摂食嚥下機能の維持改善、血液内科では移植治療に伴う身体活動低下を予防し、早期に良好な身体機能で元の社会生活への復帰を目指す障害予防的リハビリテーションなどを行っています。
リハビリテーション科の治療対象は、がんによって生じた患者さんの心身機能障害です。
主な機能障害
さくま ふじこ
佐久間 藤子
医長
卒業年次:平成12年卒
卒業大学:浜松医科大学
【専門医/認定医】
・日本リハビリテーション医学会 リハビリテーション科専門医
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