1人ひとりの看護師は「自律的に学び行動する力」、「ケアリングを発揮する力」、そして「同僚や他職種と協働する力」を持っています。当センターでは、キャリア形成・支援システムを活用して1人ひとりの成長過程を支援します。
個人が自己実現に向けて、主体的に能力を開発し、それを組織が支援するシステムです。以下に、当センターの教育システムの特徴をご紹介します。
【県立病院機構 看護職員等研修】
自施設にとどまらず、神奈川県立病院機構に求められる人材へのキャリア支援を目的に「医療安全」「臨床倫理」「人材育成」「管理」を柱に5病院合同で行う研修です。
【がん看護専門研修】
がん看護に関連する専門的で新しい知識を深め、がん看護に携わる看護師としてより質の高い看護実践能力を養うこと、がん専門臨床実践においてリーダーシップを発揮できることを目的とした研修です。疾患やがん治療、がん看護の基本を学ぶベーシック、がん看護に関する専門的な講義と演習、看護研究を中心としたアドバンスがあります。
当センターでは職員支援として、多様なレディネスを持つ看護師一人ひとりが力を発揮 するために、PNS®の考え方を土台として、対等な立場でお互いの特性を生かし、相互に補完し協力する組織づくりを大切にしています。全ての職員が互いに学び合い、一人ひとりが大地にしっかりと根を張り、ひまわりのように太陽に向かって伸びやかに育ってほしいという願いをこめて、この支援体制を「ひまわり支援」と表現しています。
神奈川県立がんセンターの新人看護師教育は、4月上旬に集合研修を行います。4月中旬以降は配属セクションで徐々に仕事を覚え、6月以降に夜勤研修が入ります。セクションでは、フレッシュパートナーが身近な相談者になり、教育担当者を中心にスタッフ全員で新人看護師の成長をサポートします。
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