病院のご案内
県立がんセンター病院長ごあいさつ

 みなさま、こんにちは。
 神奈川県立がんセンターは平成25年11月に現在の新病院に移転して以来、早くも3年以上が過ぎました。当センターは都道府県がん診療連携拠点病院として県内のがん医療の中心的な役割を担っている施設であり、多くの患者さんに対して手術、放射線治療、化学療法などの診療はもちろんのこと、新たな治療法の開発のための治験、他施設と共同で行う臨床試験、各診療科が院内の臨床研究所と共同で行う研究などを数多く行っています。真に良い治療を世の中に出すためには、その治療が、'良い'、'安全である' と言う証拠を得ることが求められます。私たちが行っている殆どの試験は、他の多くのがん専門病院(世界の施設も含めて)と共同して行っています。標準的な治療の効果が残念ながら無い患者さんにとっては、このような治験や試験的治療が期待を持てるものであるかもしれません。
 また、当院の特徴である重粒子線治療施設(通称、i-ROCK)も平成27年12月の稼働開始以来、順調に診療が行えています。日本が開発したこの最先端の装置は、とても優れた治療法と考えられており、出来るだけ広めていくのも私たちの重要な役割です。ただし特殊な装置であり、現段階では対象となる殆どのがんは先進医療として臨床試験の中で治療をおこなう必要があります。患者さんの金銭的な負担はありますが、県の助成制度がありますのであきらめずにご相談されることをお勧めしております。
 さて、多くのがん患者さんを受け入れようとすればするほど、病院は忙しくなります。外来などで患者さんが溢れるようになると、診療に係る時間が長くなりがちで、駐車場も混雑します。そのため私たちは「ふたり主治医制」をとっており、手術などの治療が一段落して、ある程度安定した状態の患者さんは出来るだけ信頼できる医療施設でも診ていただけるようにお願いしています。
 今や日本では2人に1人ががんになる時代です。そして神奈川県は、これから全国平均以上のスピードでがん患者さんが増加することが予想されています。私たちは出来るだけ多くの患者さんに私たちの医療を受けていただきたいと考えております。
 そのためには患者さんのアクセスをもっと良くしたいと考え、平成29年度は最寄りの二俣川駅北口と病院玄関を結ぶシャトルバスを運行いたします。
 最後になりますが、私たちは明るい病院作りを目指しております。多くの不安や悩みを抱える患者さんが緊張した面持ちで病院を訪れても、私たち職員が明るくお出迎えさせていただくことにより、少しでも患者さんの不安を取り除きたい、支えになりたいと言う心持ちで今年度も職員一同、励んで行く所存であります。

神奈川県立がんセンター病院長


  • 節電のご協力ありがとうございました
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  • がんセンター外観