診療科・各部門のご案内
リハビリテーション科

スタッフ紹介

スタッフ 認定資格等
リハビリテーション科部長 水落 和也リハビリテーション科
部長(兼)神奈川県立病院機構統括部長(リハビリテーション担当)
 水落 和也
  横浜市立大学医学部
  昭和57年卒
横浜市立大学医学部リハビリテーション科学講座非常勤講師
日本リハビリテーション医学会専門医
日本リハビリテーション医学会指導医
臨床研修指導医
身体障害者福祉法15条指定医(神奈川県・横浜市・川崎市)
難病指定医
がんのリハビリテーション研修修了
急性期リハビリテーション研修修了
新リンパ浮腫研修修了
緩和ケア研修修了
・理学療法士(PT)5名
・作業療法士(OT)2名
・言語聴覚士(ST)2名
がんのリハビリテーション研修修了

その他、緩和ケア研修やリンパ浮腫研修などがん医療に関わる研修にも積極的に参加しております。

(更新日:2018.5.24)

診療体制と診療実績

 リハビリテーションセンターは、がんセンターの新たな部門として2016年4月、専従医師1名(部長)、理学療法士1名、作業療法士2名、言語聴覚士2名の陣容で、緩和ケア・患者支援部のもとに設置されました。がん診療の設備、診療実績、研究活動のすべての点で我が国トップクラスにある当センターに相応しい、患者さんの生活支援の一翼を担います。
 2017年には理学療法士5名、作業療法士2名、言語聴覚士2名とスタッフが充実し、診療実績は、リハビリテーション科新患数975名(2016年)→1408名(2017年)、リハビリテーション実施件数12009件(理学療法5481、作業療法4166、言語聴覚療法2362)→23746件(理学療法11741、作業療法6671、言語聴覚療法5334)と増加し、がん診療におけるリハビリテーションの需要の高さを示しています。

がんのリハビリテーションはなぜ必要か

 がんの生命予後が改善し、がん治療を続けながら、あるいは再発の予防診療を継続しながら日常生活・社会生活を続ける患者さん、すなわちがんサバイバ-が増えています。再発の不安を抱えながら日常生活を過ごす、あるいは身体機能の低下や疲れやすさを感じながら社会生活を続けなければいけないといった患者さんの心配を解消するための方策が、リハビリテーションです。心身機能を改善し、体力を養い、安心して活動し、発病前のように楽しく充実した日々を過ごしていただくことが、がんのリハビリテーションの目標です。
 がんという病気は疾病それ自体で身体臓器の機能不全を生じますが、栄養状態や活力など全身の身体活動へも影響を及ぼします。また、精神的なストレス、不安や不眠といった精神心理面にも当然影響があります。さらにほかの疾病と最も異なる特徴は、化学療法、放射線療法、外科的治療などのがん治療の影響として身体各部の機能障害、精神心理面の機能低下が生じることです。がんの化学療法目的で入院し化学療法は奏功したものの、副作用によって食欲が低下し、栄養状態が悪化して、四肢の筋力が落ち、退院予定日には歩けなくなってしまったなどという事態は、避けなければなりません。
 リハビリテーションとは障害を経験している、あるいは経験すると予測される個人が、その属する環境との相互関係において適切な生活機能を達成し、その機能を維持することを支援する一連の手段と定義されます。社会生活の様々な場面で障害を軽減するための手段が提供され、その領域によって、医学的リハビリテーション、教育的リハビリテーション、社会的リハビリテーション、職業リハビリテーションに区別されます。当然医療・福祉・教育・行政と、様々な専門職や地域住民などがリハビリテーションの担い手となるわけですが、病院で行われるリハビリテーション医療は、健康状態の治療を通して機能障害を軽減し、生活機能を改善し、合併症を予防あるいは治療することに関心を置く専門医学分野と定義され、我が国の診療報酬では、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の専門的な評価・指導がリハビリテーション治療とされています。

リハビリテーション診療内容

 理学療法(Physical Therapy)とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることを言い、理学療法士(Physical Therapist PT)は、医師の指示を受けて理学療法を実施します。当センターのPTは5名で、全員ががんのリハビリテーション研修と緩和ケア研修を修了し、3名は新リンパ浮腫研修修了、2名はがんプロフェッショナル養成プランリハビリ療法士インテンシブコースを修了しています。
 作業療法(Occupational Therapy)とは、身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせることをいい、作業療法士(Occupational therapist OT)は、医師の指示を受けて作業療法を実施します。当センターのOT2名はいずれもがんリハビリテーション研修と緩和ケア研修、新リンパ浮腫研修を修了し、1名はがんプロフェッショナル養成プランリハビリ療法士インテンシブコースを修了しています。
 言語聴覚士(Speech Therapist ST)とは、音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行う専門職で、当センターのSTは2名です(平成30年4月現在1名欠員)。がんリハビリテーション研修と緩和ケア研修を修了しています。

 がん患者さんの病態別にリハビリテーション診療内容を一覧表にしました。

病態 機能障害 PT OT ST
脳腫瘍
 原発性脳腫・転移性脳腫瘍
認知機能障害  
構音障害  
嚥下障害
失語症    
運動障害  
感覚障害  
排泄機能障害  
頭頸部腫瘍
 咽頭・喉頭癌・口腔底癌・舌癌
頭頸部運動障害
摂食・嚥下障害    
上肢運動障害    
聴覚障害・発声障害    
乳癌 上肢運動障害    
上肢浮腫    
上肢疼痛・倦怠感    
胸部・腹部手術
 肺癌・消化器癌・泌尿器科癌
 婦人科癌など
術後呼吸器合併症
術後運動障害  
摂食・嚥下障害
骨転移 上肢運動障害    
下肢運動障害    
荷重制限・移動困難    
脊椎運動障害  
骨軟部腫瘍 上肢運動・感覚障害    
下肢運動・感覚障害    
血液腫瘍 体力低下  
筋力低下    
倦怠感・活力低下
化学療法・放射線治療の副作用 倦怠感・易疲労性  
口腔乾燥・粘膜炎    
末梢神経障害  
食欲低下  
がん性疼痛・疲労 難治性疼痛  
運動抑制  
精神機能低下  

 入院中の身体機能低下が心配な方、退院後の日常生活が心配な方、単純に体を動かしたい方、どうぞ遠慮なく主治医の先生に「リハビリを受けたい」とお伝えください。

リハビリテーションセンターは2Fエスカレータを降りた右にあります。
リハビリテーションセンターは2Fエスカレータを降りた右にあります。
清潔で気持ちの良いリハ室
清潔で気持ちの良いリハ室
窓と風が心地よい理学療法コーナー
窓と風が心地よい理学療法コーナー
作業療法のコーナー
作業療法のコーナー
言語聴覚療法は静かな個室で
言語聴覚療法は静かな個室で
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  • がんセンター外観