診療科・各部門のご案内
ICU科

特色

 ICU科は平成12年4月に常勤医1名、修練医1名(現在欠員)の計2名のスタッフで新設された診療科です。同時に一般病棟、術後回復室を改装し、旧病院のB棟4階病棟(集中治療病棟、ICU・HCU病棟)が開設されました。平成25年11月、がんセンターの新病院移転により、3E病棟がHCU病棟として整備され、ここが私たちの主な診療の場となっています。当病棟入室中の患者さんの診療に関しては、引き続き主治医が中心となって治療を行いますが、私たちが主に呼吸、循環など全身管理のサポートを行っています。さらに院内各科の協力により、症状に応じた専門性の高い適切な治療が行えるよう体制を整えています。また当病棟では24時間いつでも入室中の患者さんの変化に対応できるよう、専従の医師当直体制をとっています。
 3E病棟では、高度な集中治療に対応すべく、必要な設備、医療機器、看護スタッフを有しています。旧病院時代、開設時より平成24年2月までは、特定集中治療室として厚生労働省の認可を得たICU(Intensive Care Unit)6床と非認可のHCU(High Care Unit)6床の計12床で運用してきましたが、平成24年4月からは認可を得たHCU 12床として運用、さらに新病院では、HCU16床に増床されました。
 HCU病棟では、主に全身麻酔による手術後の患者さんを収容しています。手術終了後、手術室より直接HCU病棟に入室いただき、術後の痛みや吐き気などに適切に対応することはもちろん、手術直後の重篤な合併症が生じやすい時期を安全に過ごしていただけるよう細心の注意を払っています。通常、大きな問題が無ければ手術の翌朝、元の病棟に退室します。手術後以外でも、人工呼吸を必要とするような重症の呼吸不全、血圧などが安定しない循環不全、透析・血漿交換などの血液浄化療法を必要とするような急性腎障害、肝不全など、厳重な全身管理を必要とする重症患者さんの治療も当病棟で行っています。
 手術件数の増加に伴い、旧病院のHCU 12床では全ての対象患者さんを受け入れが難しくなってきていましたが、平成25年11月より運用が開始された新病院では、HCUのベッド数も16床に増床され、本来HCU病棟で治療を受けるべき患者さんが入室できない事態はかなり改善されました。
 院内感染や医療事故の話題に事欠かない昨今ですが、私たちは標準的な医療を安全に提供できることを目標とし、スタッフの知識や意識、技術を高めていきたいと考えています。

HCU 個室
HCU 個室
HCU ナースステーションにて
HCU ナースステーションにて

治療実績

 平成28年4月から平成29年3月までの昨年度の実績では当病棟への入室者数は2677名でした。人工呼吸管理を行った患者さんは58名で、延べ管理日数は379日でした。血液浄化療法は7名の患者さんに施行しました。各科別の入室者数、入室目的、血液浄化療法の内訳は以下のとおりです。

診療科別入室数
乳腺内分泌外科 603名
呼吸器外科 467名
消化器外科 大腸 314名
消化器外科 胃食道 290名
婦人科 223名
骨軟部腫瘍外科 186名
消化器外科 肝胆膵 166名
泌尿器科 164名
頭頚部外科 125名
脳外科 73名
形成外科 41名
血液内科 14名
腫瘍内科 5名
消化器内科 肝胆膵 2名
呼吸器内科 2名
消化器内科 消化管 2名

HCUへの入室目的(重複目的あり)
予定手術の術後管理目的 2,434名
緊急手術の術後管理目的 175名
呼吸管理目的 30名
循環管理目的 21名
血液浄化療法目的 5名
蘇生後管理目的 4名
中枢神経系管理目的 2名
その他 12名

血液浄化療法の内訳
持続的血液濾過透析 5名 78回
エンドトキシン吸着 2名 3回
ビリルビン吸着 1名 3回

スタッフ紹介

診療医師名 認定資格
ICU科部長
 髙野 修身
 三重大学医学部 昭和60年卒
日本麻酔科学会 麻酔科専門医・指導医
日本救急医学会 救急科専門医
厚生労働省 麻酔科標榜医

(更新日:2017.6.1)

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