当センターについて
総長
古瀬 純司
ふるせ じゅんじ
神奈川県立がんセンターに放射線治療装置である重粒子線治療施設(i-ROCK)が設置されてちょうど10年が経過しました。放射線治療は切除手術、薬物療法と並んでがん治療の3本柱であり、切除ができない場合だけでなく、切除手術の補助療法や痛みの症状緩和など、重要な役割を果たしています。その中でも重粒子線治療は従来の放射線治療に比べ高い安全性と有効性を持つ治療であり、我が国のみならず海外を含めて大きな期待が寄せられています。
当がんセンターでは、この10年間に4,300名を超えるがん患者さんが重粒子線治療を受けられ、大きな成果を挙げています。導入当初、高額の医療費が課題でしたが、年々保険適用となる疾患も増え、治療を受けていただきやすくなっています。これからも多くの方々に重粒子線治療を知っていただき、一人でも多くの患者さんに使っていただけるよう、がんセンターが一丸となって努めてまいります。
令和7年3月
病院長
酒井 リカ
さかい りか
ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
近年、がん治療は医療技術の進歩とともに大きく発展しています。治療効果の向上はもちろんのこと、患者さんの身体的負担を軽減する治療法も次々に開発されています。重粒子線治療は、がん病巣に集中的に照射し、周囲の正常な臓器や組織への影響を最小限に抑えることができる、体に優しい、最新の放射線治療法の一つです。現在、国内7か所の施設で実施されており、保険適用となる疾患も増加しています。今後、さらに多くの患者さんにとって有力な治療選択肢となることが期待されています。
当センターは がん専門病院 として、重粒子線治療をはじめ、多様な治療法を提供しております。各領域の専門医や医療スタッフが緊密に連携し、患者さんお一人おひとりに寄り添いながら、最適な医療を届けることを使命としています。
これからも、患者さんとご家族が安心して治療を受けられる環境づくりに努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
放射線治療科(重粒子線担当)
加藤 弘之
かとう ひろゆき
当施設では「安全かつ持続可能で科学を推進する放射線治療の提供」をスローガンに掲げ、日々の放射線治療にあたっております。
当施設で提供する重粒子線治療は、新しい治療技術に基づいて行われますが、安全を第一に、また科学的知見に基づいて、重粒子線治療だけではなく、薬物療法や手術療法を含めた総合的によりよい治療を提供できるように全力を尽くしています。
当院は、重粒子線治療以外の治療も充実しており、仮に重粒子線治療が適さない状況であっても、それ以外の治療を検討することが容易にでき、不安の大きいがんの診療において、幅広い選択肢を提示できるものと考えます。
放射線治療科(重粒子線担当)部長
加藤 弘之かとう ひろゆき
専攻分野
主な資格・認定
放射線治療科(光子線担当)部長
吉田 大作よしだ だいさく
専攻分野
主な資格・認定
医長
溝口 信貴みぞぐち のぶたか
専攻分野
主な資格・認定
医長
川城 壮平かわしろ しょうへい
専攻分野
主な資格・認定
医長
土田 圭祐つちだ けいすけ
専攻分野
主な資格・認定
医長
島 聖しま さとし
専攻分野
主な資格・認定
医長
加納 希生かのう きお
専攻分野
主な資格・認定
医長
岡田 光平おかだ こうへい
専攻分野
主な資格・認定