研究活動
がんの正確な診断に役立つ画像処理技術の開発に成功しました。
神奈川県立がんセンター臨床研究所・形態情報解析室、がん分子病態学部は、2021年より株式会社ニコンと共同で「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に準拠する形で、がんの診断や研究に役立つ画像処理技術の開発を行っております(当院・ニコン研究倫理審査委員会承認済み)。
患者様から得られたがん組織から作製した、病理組織標本にさまざまな染色を行い、それらの染色結果を統合してがんの診断を行っております。今回私たちは、病理組織標本の画像をデジタル化し重ね合わせる技術を開発しました。この技術は病理組織標本を用いたがんの正確な診断への寄与が期待され、特許申請を行うとともに、さらに改良を重ねて参ります。