当研究所では、がんセンターの医師や研究者に向けたセミナーや共同研究の推進を通してさらなる研究の発展を支援しています。また、一年を通して地域の方や子どもたちに向けた公開イベントを開催しています。
病院・臨床研究所共同研究
がん専門病院に併設された研究所という強みを生かして、がんセンター診療科と臨床研究所による共同研究を行い、臨床の現場と基礎研究の橋渡しを支援しています。特に、若手医師の共同研究を後押ししています。採択された課題には予算が配分され、特に優れた業績をのこした課題の研究代表者を、優秀賞とし、表彰しています。
臨床研究所セミナー
研究者のスキル向上を目的として、年間を通じて不定期に開催されています。講師には、がんセンター内の職員や連携組織の研究者に限らず、日本国内外の研究者をお招きし、幅広い研究内容について意見交換をしており、研究者同士の交流の場ともなっています。2022年には開始以来初となるオンラインセミナーを開催し、米国ロズウェルパークがんセンターより講師をお招きしました。
県民に向けた公開イベント
一年を通して県民のみなさんに向けた一般公開イベントを開催しており、毎年多くの方にご参加いただいています。
4月 県民のための公開講演会
文部科学省では、科学技術について広く一般の方々に理解と関心を深めていただき、日本の科学技術の振興を図ることを目的として、昭和35年に「科学技術週間」を制定しました。毎年4月18日(発明の日)を含む月曜日から日曜日までの一週間が「科学技術週間」です。 臨床研究所も毎年参加し、がんの治療法や研究について、最先端の見識を皆さまに知っていただけるよう公開講演会を開催しています。次回の開催については、毎年3月頃お知らせいたしますので、ご確認ください。また、令和4年度の講演会の様子がYouTubeで配信されました。詳しくは神奈川県立がんセンターのYouTubeチャンネルをご覧ください。
8月 かながわサイエンスサマー
神奈川県では、未来を担う子どもたちに、科学の楽しさを知り、親しんでもらうため、 夏休み期間から秋にかけて県内の科学館、大学、研究機関、企業等が開催する子ども向け科学関連のイベント情報を、 「かながわサイエンスサマー」として紹介しており、臨床研究所は実施機関として参加しています。「がん細胞を探し出せ!」として、神奈川県内の中高生へ向けた講義と実験を行っています。次回の開催については毎年7月頃お知らせいたしますので、ご確認ください。
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