悪性中皮腫細胞を特異的に攻撃するキメラ抗原受容体(CAR)T細胞を作ることに成功しました。

 

研究活動

悪性中皮腫細胞を特異的に攻撃するキメラ抗原受容体(CAR)T細胞を作ることに成功しました。

神奈川県立がんセンター臨床研究所(がん免疫療法研究開発学部)の笹田哲朗部長、紅露 拓研究員らの研究グループは、富山大学との共同研究により、悪性中皮腫細胞を特異的に識別できるモノクローナル抗体を利用してCAR-T細胞を作出しました。特に、細胞内シグナル伝達部位を改変したCAR-T細胞は疲弊せず、悪性中皮腫細胞を効率よく攻撃できることを明らかとしました。本研究の成果は、難治性の悪性中皮腫に対する新規細胞治療薬として臨床応用されることが期待されます。また、有効性の高いCAR遺伝子を作成するためのデザイン戦略に新しい知見を与えるものと期待されます。
本研究成果は、2024年1月11日に国際科学誌「International Journal of Cancer」に掲載されました。
詳細は以下のプレスリリースをご参照ください。

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