手術支援ロボット「ダビンチ」サージカルシステムロゴ
手術支援ロボット「ダビンチ」ペイシェントカート

ダビンチの紹介

がんセンター チームダビンチが始動

2018年8月から、手術支援ロボット「da Vinci(ダビンチ)X」を導入
当センターでは、泌尿器科医、麻酔科医、看護師、臨床工学技士のスタッフで、チーム一丸となって安全かつ確実な手術に取り組んでいます。

がんセンター チームダビンチ

サージョンコンソール

執刀医が座る操縦席(サージョンコンソール)です。
手術部位を高倍率の3D HD画像で、鮮明に見ることができ、手元のコントローラーでロボットアームに装着した内視鏡・メス・鉗子を操作します。
関節機能付きの鉗子は、人の手よりも曲がり、回転し、安定した自然な動きで手術することができます。

ロボットアームに装着した鉗子

サージョンコンソール

ペイシェントカート

4本のアームから構成されるペイシェントカートは、執刀医の手首以上の可動域を持ち、ロボットアームが手の動きを忠実に再現します。
アームはコンピューターによる手ブレ補正機能が搭載されており、安全性の高い正確な手術が期待できます。
第4世代のda Vinci Xのアームは、より小さく、より細くなったため、可動域が広がり、干渉を少なくしています。

ロボットアーム

ペイシェントカート

ビジョンカート

ダビンチのあらゆる機能を司る中枢機器です。
カメラコントロールユニット(CCU)、フォーカスコントローラー、イルミネーターが搭載されており、手術中の画質を最適にする処理を行います。
上部に搭載されているモニターには、手術中の画像が映し出され、手術スタッフ全員で手術の進行状況を共有できます。

ビジョンカート モニター

ビジョンカート

患者さんのメリット

これまでにダビンチで手術を受けた患者さんは、全世界で延べ500万人(2017年現在)を超えています。
ダビンチは体への負担が少ない手術を可能にします。

傷口が小さい
ダビンチでの手術は腹腔鏡手術と同じく、体に小さな穴を数か所開け、そこから鉗子を挿入して行います。
開腹手術に比べて傷口が小さいのが特長です。

切開部の比較
手術中の出血量が少ない
傷口が小さいため、開腹手術に比べると極めて少ない出血量です。
手術後の痛みが少ない
切る部分が大きくなるほど痛みを伴い、手術後の痕も残りやすくなります。ダビンチ手術では切る部分が小さいため、手術後の疼痛が軽減されます。
手術後の回復が早い
傷口が小さいため、手術後の体力回復が早く、入院期間も短縮できます。
合併症リスクが低い
合併症のリスクを大幅に低減できます。

費用について

例)ダビンチによる前立腺がん手術:前立腺全摘術10日の場合
  ※入院期間が月をまたがない場合

■ 健康保険をご使用になられる場合
 70歳未満の方 約45万円(3割負担)
 70歳以上の方 57,600円(所得により異なる場合があります)

■ 高額療養費制度※を利用される場合(一般所得者)

ダビンチの鉗子
  所得区分 高額療養費制度を利用した場合
70歳未満の方 年収約1,160万円~の方 約260,000円
年収約770万円~約1,160万円の方 約180,000円
年収約370万円~約770万円の方 約 95,000円
~年収約370万円の方 57,600円
住民税非課税の方 35,400円
70歳以上の方 57,600円

※ 食事代や差額ベッド代等は含まれておりません。

対象となる疾患・手術について

当センターでは、以下の疾患・手術でダビンチを使用しております。
その他の疾患・手術については、順次対応していく予定です。

【泌尿器科】
・前立腺がん
・腎臓がん
・膀胱がん
・尿管がん

【婦人科】
・子宮体がん
・子宮内膜異型増殖症

【消化器外科(胃)】
・胃がん

【消化器外科(大腸)】
・直腸がん

【呼吸器外科】
・肺がん

関連リンク

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