医療関係者の方へ
消化器内科(消化管内科)レジデント研修カリキュラム

 内視鏡診断・内視鏡治療を中心に、消化器がん医療の専門医を目指す研修

研修目的

 内視鏡診断・内視鏡治療を中心とするが、消化器がん医療の専門医を目指し上部及び下部消化管の悪性腫瘍全般に対する診断と治療に関して研修する。

研修目標

 3年間の研修は、内視鏡指導施設である当院において、内視鏡指導医および専門医の指導の下に正確な診断のみならず内視鏡治療に対する内視鏡研修を積み、日本消化器内視鏡学会専門医取得を目指す。また、上部・下部消化管の透視やCT診断および消化管悪性腫瘍の化学療法についての修練を積み、日本消化器病学会専門医の取得も目指すものとする。

年度別到達目標

全年次を通して

 消化器内科の各科(消化器内科消化管、消化器内科内視鏡、消化器内科肝胆膵)を回る場合には、それぞれの科で研修プログラムが必要である。内視鏡専門医を目指し、かつ治療手技習得を主に望む場合、内視鏡科は最低でも2年は必要である。内視鏡初心者の場合、上部・下部内視鏡手技および治療手技まで習得を望むならば、消化管と合わせて3年の研修となる。

指導体制

 部長をはじめとするスタッフ(消化器内科消化管、消化器内科内視鏡)が指導に当たる。

研修内容

  1. 消化器内科一般に関)する知識の習得
  2. 下記検査・治療に関する知識と技術の修得
    • 上部消化管造影検査
    • 下部消化管造影検査
    • 上部消化管内視鏡検査(生検)
    • 下部消化管内視鏡検査(生検)
    • 超音波内視鏡
    • 腹部超音波検査
    • CT scan読影
    • イレウス管挿入と管理
    • 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
    • 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
    • 内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)
    • 内視鏡的消化管出血止血術
    • 内視鏡的異物除去
    • 内視鏡的胃瘻造設(PEG)
    • 内視鏡的消化管狭窄拡張(バルーン拡張・ステント留置)・その他
  3. 消化器領域の悪性腫瘍の病態生理・消化器内科および内視鏡診断学に関する深い理解、それに基づいた適切な治療法選択を判断する能力の養成
    1. 早期胃がん・食道がん・大腸がんの正確な内視鏡診断に基づく内視鏡治療適応症例決定
    2. 正確な病期診断と内科的全身状態の把握に基づく外科手術適応症例の決定
    3. 化学療法や放射線療法による治療適応症例の決定
    4. がんの根治を目的とする内視鏡治療以外の、緊急の内視鏡処置や患者のQOLを考慮する上で必要な内視鏡処置の決定
  4. 消化器悪性腫瘍患者に対する告知を含めた説明や外来での新患を受ける技術の習得
  5. 種々の治験や臨床試験をよく理解した上、指導医と共に行う
  6. 関連学会に出席して知識を得るだけでなく、学会発表をして論文を作成する

週間スケジュール

  1. 消化器内科で扱う疾患:当院の消化器外来新患はほぼすべて消化器内科外来を受診するシステムをとっている。このため消化器内科がすべての精密検査を担当することになる。(手術可能な患者を精査後外科に送り、手術適応のない化学療法等の適応患者には内科的治療を行い、内視鏡治療適応患者に対してはEMRやESDを施行する)
  2. 研修スケジュールは研修医の検査習熟度により異なるため個別に組む必要がある。
  3. 当科にかかわるカンファレンスには,消化器内科入院カンファレンス(入院患者を対象にした治療方針の決定)、術前カンファレンス(消化器外科,病理との合同カンファレンス)、治験・臨床試験カンファレンス、内視鏡読影カンファレンス等がある

研修評価方法

 自己評価と指導医の評価の二本立てで評価することとする。その評価の結果に基づき、目標達成に向けプログラムの変更修正を行うこととする。(検査技術や診断力については客観的な評価が必要であり、具体的には内視鏡指導医の判断にゆだねられる。これは内視鏡治療についても同様であり、治療責任者及び指導医が評価して、次のステップに進ませることとする)
 評価表(PDF)

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