医療関係者の方へ
緩和ケア内科レジデント研修カリキュラム

研修目的

 緩和医療に関する知識と技術を習得し、さまざまな患者の苦痛に対応できる医師を目指す。

研修目標

 WHOの除痛ラダーに沿った疼痛管理の習熟を目的とする。

年度別到達目標

1年目到達目標

 WHOの除痛ラダーに沿って、抗炎症鎮痛剤・オピオイド製剤・鎮痛補助薬に習熟し、疼痛管理手順の取得を目指す。 がん診療連携拠点病院などで開催される、緩和ケア研修会に参加する。

2年目到達目標

 WHOの除痛ラダーに沿って、実際の症例を通し疼痛緩和の方法を学ぶ。抗炎症鎮痛剤・オピオイド製剤・鎮痛補助薬の使い方に慣れ、疼痛管理手順を確実に身につくように指導する。また神経障害性疼痛などの難治性疼痛への対応、神経ブロックの適応や実践について学ぶ。

3年目到達目標

 緩和医療は本来がん以外の疾患をも含め、患者が訴える苦痛症状を緩和することを目的としている。代替医療、全人的医療、チーム医療に関する知識の整理についても指導している。なお、今後、緩和ケア病棟・緩和ケアチームのシステムを作る予定がある場合にはアドバイスもしている。漠然とした見学研修ではなく、何か目的を持つことでとより効率的に研修できると考える。

全年次を通して

 がんによるさまざまな苦痛のアセスメントができ、それぞれの症状に対する解決法を見出せるようになるよう指導する。

指導体制

 部長(日本緩和医療学会暫定指導医)、医長が指導にあたる。

研修内容

 緩和医療は本来がん以外の疾患をも含め、患者が訴える苦痛症状を緩和することを目的としています。

  1. がん対策基本計画について
  2. がん性疼痛のメカニズム
  3. WHO式がん性疼痛治療法について
  4. 緩和的放射線治療
  5. 痛み以外の身体的苦痛にたいする対応
    (呼吸困難・吐気嘔吐・リンパ浮腫・腹部膨満感、不眠、口腔内トラブル、尿閉塞、消化管閉塞など)
  6. がん患者の心理社会的側面を理解する
  7. スピリチュアルペインとはなにかを理解する
  8. 療養の場の調整(在宅医療機関等との連携)を計画する
  9. 精神症状への対応
    (抑うつ・不安・せん妄など)
  10. 緩和ケア病棟・緩和ケアチーム・自宅緩和ケアの機能と役割について
  11. がん治療に伴う苦痛の緩和

研修方法

 実際患者を担当して、苦痛緩和方法を学んでいく。また、看護師やコメディカルなど多職種参加のカンファレンスを行う。

研修評価方法

 自己評価と指導医の評価の2本立てで行い、評価結果に基づいて、細かにカリキュラムを変更し、目標達成を目指す。

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