医療関係者の方へ
泌尿器科レジデント研修カリキュラム

研修目的

 泌尿器悪性腫瘍の治療の専門医を目指す研修
 はじめに:がんセンター泌尿器科における診療は泌尿器科の領域の中でも専門性が高く、前期研修で泌尿器科を最低6ヶ月研修し一般泌尿器科(感染症、結石、排尿機能、アンドロロジー、小児泌尿器科、尿路奇形など)の経験を積んだ後に研修することが望ましい。

研修目標

  1. 将来の泌尿器科の専門医・ 指導医として、泌尿器科領域悪性腫瘍に関する治療について精通し、それに基づいた適切な治療方針を決定する能力と治療技術を習得する
  2. 十分な臨床経験と判断能力を養い,、泌尿器科領域のいかなる事態に対しても対処できる有能な泌尿器科医を目指す
  3. 専門性を考慮した臨床(基礎)研究を行う

年度別到達目標

1年目到達目標

 入院患者の主治医となり、指導医のもとで上記の臨床研修内容の習得、実践

2年目到達目標

 治癒する症例から、延命を目指す症例、症状の緩和を目指す症例と自ら判断ができ、診療できることを目標とする。疼痛コントロールを含む緩和医療の習得も目指す。一年次の臨床修練内容のさらなる質的向上を目指す。それに加え臨床研究を行う。

研修内容

  1. 一年次
    1. 主治医制の特徴を理解し,下記研修の実践に励む
    2. 泌尿器科領域の悪性腫瘍の病態生理・診断学に関する深い理解,それに基づいた適切な治療法選択を判断する能力の養成
    3. 泌尿器科に関する周術期管理の理解と実践
    4. 下記検査・治療に関する知識と技術の修得
      • 膀胱鏡検査・ 排尿機能検査・ 腎婁増設
      • 各種泌尿器疾患手術(副腎、腎、尿管、膀胱、尿道、陰茎、精巣、後腹膜腫瘍)
      • その他術後合併症に対する外科的治療
    5. 泌尿器科入院患者の病態を把握し, 適切かつ迅速な診断と治療に努める
    6. がんの一次予防、二次予防からがんの告知などのインフォームドコンセント、がんの緩和医療、疼痛コントロール、ターミナルケアにつき理解する
    7. 泌尿器科に関連した各種カンファレンスへの参加.学会参加、発表、論文発表を行う
  2. 二年次
    上記の研修内容のさらなる質的向上を図るとともに,泌尿器科領域に関する臨床研究を行う
  • 研修プログラム
    レジデント個人の経験や能力にマッチしたプログラムを個別に作成し弾力的に運用する

週間スケジュール

 月曜日:病棟診療、検査、一般外来
 火曜日:手術(午前、午後) 入院患者カンファレンス
 水曜日:病棟診療、検査、セカンドオピニオン外来一般外来
 木曜日:病棟診療、検査、セカンドオピニオン外来、一般外来
 金曜日:手術(午前、午後)
 癌の新患数は236例。内訳は、移行上皮癌44例、前立腺癌146例、腎癌35例、精巣癌11例。手術件数は397件で、主な手術として、根治的腎摘出術27例、腎部分切除術 4例、腎尿管摘出術4例、前立腺全摘術18例、膀胱全摘術3例、TUR-Bt107例、高位除精巣術11例、前立腺生検215例

研修評価方法

 自己評価と指導医の評価の二本立てで評価する。その評価の結果に基づき、目標達成に向けプログラムの変更修正を行う。手術に関する自己評価の基準は日本泌尿器科学会専門医制度が定めるところの各項目に準じて、到達度の確認を行うこととする。なお、可能であれば指導医に対する評価も行い、これを参考に研修指導内容の充実を図りたい。
 評価表(PDF)

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  • がんセンター外観