若手看護師voices of young nurse

既卒中途採用看護師
3S病棟勤務
市川 香奈
平成22年度
新見公立短期大学卒(岡山県)
がんセンターへの入職の動機は?

がんセンターに就職する前に、総合病院での勤務経験がありました。
 5年間働いたのですが、技術的なことは多く学べる環境だったと思います。一方、外科を中心とした病棟で、入退院が多く、治療が終わると紹介元に帰る方が多かったので、その後の経過がわからない状況でもありました。
 看護師の専門性、看護師らしさを考えたとき、がん患者さんのように、経過の長い患者さんの看護をしてみたいと思うようになりました。
 転職を考えて、がんセンターに病院見学にきたのですが、そのとき、病棟では医師と看護師が一緒にカンファレンスをしていました。
 看護師が中心となって、患者さんの今後について意見交換をしていたのがとても印象的で、看護の専門性を感じ、ここで学びたい、と思って、就職を決めました。
 就職してみて思うことは、実際にがん看護に触れて、大変とは思ったけれど、「やること、考えること」は、本当に広がったと感じています。

現在の仕事は?

現在は、3S病棟(消化器内科病棟)で仕事をしています。夜間救急対応や休日の外来機能も担当しています。
 夜間や休日の外来を担当していると、最近は特に、長い期間化学療法を受け続ける方も多く、入院してもできるだけ早く退院して生活を、と無理している患者さんも多いように感じます。
 急患対応では、「はじめまして」のときが、患者さんにとってとてもつらいときであることも多いです。
 地域での生活を支える緊急受け入れ病床は必要な病床だと実感していますし、患者さんの生活をサポートしていることを実感することも多くあります。
 家族との関わりも多いですね。

今後の目標は?

専門看護師のコースへの進学を目指して、がん看護を深めてみたいと思っています。看護学生の実習指導を担当していて、学生にいろいろ知ってほしいと思うこともあって、看護専門学校の教員にも興味があります。
 以前は難しいと思っていたことも、トライできそうな気がしています。

男性看護師代表
4E病棟勤務
石川 友也
平成24年度
神奈川県立衛生看護専門学校卒(神奈川県)
がんセンターへの入職の動機は?

高校生のとき、家族ががんになって、治療を受けていました。そのときの経験からがん患者さんや家族にかかわりたいと感じたことがそもそものきっかけだったと思います。
 二俣川高校在学中に、実習で学生として病院をみたこともあり、接点があったことも影響したと思います。
 がんセンターのインターンシップに参加したときに、目標の高さ、寄り添う姿がとても印象的で、自分も同じようになりたいと思いました。

現在の仕事は?

4E病棟に、現在所属しています。
 大腸や肝胆膵の手術を受ける患者さん、消化器内科の患者さんを多く担当しています。
 内科の患者さんは、診断を受ける段階の方や、化学療法を受ける方などがいらっしゃいます。
 外科の患者さんは、もちろん周手術期のケアを担当するわけですが、その方その方で背景は異なり、患者さんの体験も異なります。
 たとえば、診断後すぐに手術をすることが必要だった方もいらっしゃいますし、手術前に化学療法を繰り返したりして「やっと手術を迎えた」という方もいらっしゃいます。
 同じ急性期であっても、サバイバーとしても体験は違うんですね。
 したがって、同じ術後であっても、看護師としてかける言葉や関わりは変わってきます。
 それが難しさでもあり、醍醐味でもあると感じています。

今後の目標は?

皮膚排泄ケア認定看護師を目指したいと思っています。
 最初にがんセンターで勤務した病棟は、泌尿器科を担当する病棟だったのですが、そこでプライマリーとして担当した患者さんで、ストーマを作った方がいらっしゃいました。若い患者さんで、生活面、社会面、さまざまなことへ関わりを持たせてもらって、その方は社会復帰していかれました。
 手術後から、退院にむけて、一つ一つできていく過程、その姿に出会って、看護師の介入の大切さを感じ、関わることのやりがいを感じました。

5W病棟勤務
藤田 今日子
平成22年度
沖縄県立看護大学卒(沖縄県)
がんセンターへの入職の動機は?

看護大学の初めての実習で担当した患者さんが大腸がんの方でした。その方は終末期にある方でしたが、詳しい病状は説明されていなかったようで、ご自身の今後について不安があるように見えました。リハビリをなさっていたので、実習生の私は、このリハビリに意味があるのだろうか、と感じたりしながら、何を話していいのか戸惑っていました。
 実習が終わってから、その人にとってのリハビリの意味を担当の教員と一緒に考え、その人らしさを守ることの大切さに気づきました。
 それから、がん看護に興味をいだき、就職をするときにも、がん専門病院への就職を希望しました。
 学生時代を沖縄で過ごしていたのですが、就職先の病院を検討するときに、進路相談室に神奈川県立がんセンターの資料があったのを見たことが、病院との出会いでした。

現在の仕事は?

5W病棟に勤務しています。
 最初は消化器系の病棟で経験し、その後に今の病棟に異動になりました。
 5W病棟は、腫瘍内科、骨南部腫瘍外科の診療科を主に担当しています。
 骨軟部腫瘍外科で手術を受ける患者さんもいらっしゃいますが、繰り返し化学療法のために入院される患者さんが多い病棟です。
 定期的な入院を長期にわたってされるので、患者さんの背景や個別性を理解する機会も多く、人となりを知りながら長い経過を共に歩むということが多いです。
 残念ながら、治療が限界を迎える患者さんもありますが、そのような中でも、患者さんが今感じていることを知り、それを共有して、支えていくことを大事にしてしていきたいと思っています。

今後の目標は?

私は、以前から家族の支援に興味があり、将来は家族看護を専門的に学びたいと思っています。
 がん患者さんは、危機的な状況に陥るような大変な体験をされることがあり、それを支える家族を看護師が支えることは患者さんを支える上で大切だと思いますし、家族そのものをケアすることも看護師にとってとても重要な役割だと感じています。

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