頼れるベテラン看護師voices of experienced nurse

7W病棟勤務
尾形 寿美子
平成8年度
神奈川県立病院附属看護専門学校 卒業(神奈川県)
がんセンターへの就職の動機は?

私は、学生のときに県立病院の就学資金を受けていて、県立病院に就職することを決めていました。
 県立病院の中では、自宅に一番近い病院ががんセンターだったので、そこにしようというのが、一番強い動機でした。仕事を始めるにあたって、最初は親に日常生活をサポートしてもらうのがいいと思いましたし。
 でも、働き始めてすぐに、寮に入ってしまったんです(笑)。同期の友達と、一緒に勉強できたりするのがいいと思って、入寮したのですけれど。
 今になって思うと、患者さんとの出会いも大きかったのかな、とも思います。
 学生のときに出会ったがん患者さんを、20年以上経った今でも、お名前も、経過も空で言えるくらい、よく覚えています。とても学びの多い実習でした。
 就職先を選ぶときに、その経験も影響していたかなと思います。

現在の仕事は?

この3月の人事異動で、緩和ケア病棟から血液内科(無菌病棟)に異動になりました。
 血液がんの患者さんの骨髄移植に対応している病棟です。
 私は、血液がん患者の家族の立場の体験があって、緩和ケア病棟で家族に向き合うということをしたいと思いました。
 そして、いつか血液がんの患者さんに向き合うよう、将来は7W病棟で仕事をしたいと思ってきました。
 その希望がかなった異動でした。
 血液内科は、就職して間もないころに一時期働いていた領域でもあります。
 経験を積んで改めて感じることを大切にしながら、看護をしていきたいと思っています。

今後の目標は?

骨髄移植を受けたあと、患者さんをサポートするフォローアップ外来というものがあります。その外来を担当するには、専門の研修を修了する必要があるのですが、それを担当できるようになりたい、そして、患者さんを知って、広くサポートしていきたいというのが私の今の目標です。

患者支援センター勤務
古田 智恵
平成13年度
神奈川県立病院付属看護専門学校卒(神奈川県)
がんセンターへの入職の動機は?

学生のときに、がんセンターで実習したことがありました。その時に、患者さんや家族と看護師の距離が近いというか、あたたかい印象を強くもちました。
 業務ではなく、人として接しているということが感じられたのです。
 「看護」を感じた、という気がします。
 この病院で働きたいと思った理由は、それが大きかったと思います。

現在の仕事は?

病棟勤務を経て、今年4月から、患者支援センター入退院支援室という部署で勤務しています。
 入退院支援室の中でも、係が分かれているのですが、今の私の仕事は、患者さんやご家族が今後の療養をどのようにしたいのか考えるのを助け、必要に応じて訪問看護や在宅支援診療所など、院外の資源を活用すること支援したりすることが中心です。
 どのような提案を、どのような言葉で伝えると、患者さんやご家族が検討できるのか、難しいと思う場面も多くあります。
 でも、その人らしく過ごすことに力になりたいと思いますし、その選択を支援できる今の仕事にやりがいを感じます。

今後の目標は?

新たな部署での仕事を通じて、病棟の立場からでは入退院支援室でなされていることが十分見えてない部分があったと、発見が多い毎日です。
 患者さんやご家族を支えていくのに、病棟と外来、入退院支援室、主治医を含めた関係者で、よりよい院内のしくみが考えられるといいと感じています。
 患者さんは、当院から離れることに不安を強く感じる人もあります。
 そういう不安を少なくして、その人らしく過ごし続けることを助けることが、今の目標です。

認定看護師
手術室勤務
加部ゆかり
平成3年度
神奈川県立病院付属看護専門学校卒(神奈川県)
がんセンターへの入職の動機は?

中学生のとき、祖母が大腸がんで亡くなりました。
 当時は病名を告げることもなく、サポートする母も、ほかの家族もつらかった。
 がんの苦しみの助けになれる看護師になろうと思いました。
 その後看護学校に進学して、卒業のときに、私の看護師になりたいと思った動機を知っている先生が、がんセンターを勧めてくれた、というのがきっかけです。

現在の仕事は?

手術室に所属しています。
 手術をする患者さんが安全に手術を受けられるように、そしてスムーズにご自宅に、地域に復帰していけるように、そんな看護をしていきたいと思って、仕事をしています。
 術前は、患者さんは不安がいろいろあるのですが、術後訪問に伺うと手術を乗り越えて、患者さんが強くなっておられるのを感じることがよくあります。
 手術室看護は、手術室でだけ患者さんにかかわるのではなく、術前訪問や術後訪問で、周手術期を一連で関わります。
 そうすることで、患者さんの経過がわかり支援につながりやすいですし、看護師としてもやりがいを強く感じられるということがあります。

今後の目標は?

私は、手術室看護認定看護師を2014年に取得し、その立場でも仕事をしています。認定看護師には、「実践」「指導」「相談」の3つの役割があります。
 それらの役割発揮を通じて、手術室看護の質、何より安全を担保することに貢献していきたいと思っています。

認定看護師
外来病棟勤務
関 宣明
平成5年度
神奈川県立病院付属看護専門学校卒(神奈川県)
がんセンターへの入職の動機は?

看護師になって、最初はほかの総合病院に就職しました。当時はその病院もがんセンターも県立病院でした。はじめての仕事は小児病棟で、勤務して2年目のときに父が悪性の病気になりました。
 父は自分にとってとても大切な存在で、その頃に異動を希望して外科にかわりました。
 父は、ストーマを造設しましたが、日常困ることがいろいろありました。
 外科での経験から、父にアドバイスして教えてあげられることもあって、それがとてもうれしかった。それがきっかけで皮膚排泄ケア認定看護師を目指すようになりました。
 今からさかのぼること15~16年前のことになります。
 まだ、がんであることなどを患者さんに率直に話していない時代でした。
 そんな中、気持ちへの配慮の大切さも強く感じました。そういったことにも介入していきたいと思い、がんセンターへの異動を希望し、看護師8年目のときにがんセンターに人事異動になりました。

現在の仕事は?

外来に所属していて、副科長として勤務しています。また、皮膚排泄ケア認定看護師として、スキンケア外来も担当しています。

 外来は、診療部門、内視鏡部門、外来化学療法室と3つの部門に分かれていて、それぞれに副科長がいます。私が担当しているのは診療部門です。
 火、水、木は一般外来勤務で、診療部門の仕事をしています。
 医師の診療のサポートをしたりすることも仕事ですが、外来は医師が患者さんに検査結果を伝え、治療方針を決定していくことが多い場です。患者さんの不安も強いので、説明に同席しながら、治療の意思決定を支援していくこともします。

 月、金は、皮膚排泄ケア認定看護師としてスキンケア外来を担当しています。
 ストーマを作った方のフォローアップがスキンケア外来では多いのですが、継続的にかかわることも影響してか、さまざまな相談に出会います。相談をうけて、ほかの専門の窓口に橋渡しすることも多いです。

今後の目標は?

これからは、病院内だけでなく、地域で暮らす患者さんのストーマケアを支援したい、地域に活動の場を広げたいと思っています。

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