診療科・各部門のご案内
医療技術部 検査科
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生理機能検査

  1. 心電図検査
    心電図検査 心筋の興奮を体外から電位変化として記録するもので、侵襲が無いため痛みは全くありません。心筋梗塞における心筋の異常の有無や虚血の状態、不整脈の検出に用いられます。検査時間は5分程度です。

    [検査方法]
     ベッドに仰向けになり、上半身は胸部が見えるように衣服を持ち上げて下さい。また、足首が出るように靴下を少し下げて下さい。
     両手首足首に4つ、胸部に6つの電極をつけ、心臓全体の電気的活動の興奮過程を波形として記録します。
     全身の力を抜いて楽にして下さい。

    [検査を受けられる方へ]
     なるべく上下別の着脱しやすい服装でお越しください。また、ストッキングを着用しいる方はお脱ぎください。
  2. 呼吸機能検査
     肺は血液中に酸素を取り込み、血液中の二酸化炭素を口や鼻から気体として体外に排出しています。このガス交換のための換気機能と肺胞機能を測定します。
     当院では、肺活量、努力性肺活量、機能的残気量、肺拡散能力の4項目を測定できます。
    • 呼吸機能(手術前)検査については肺活量・努力性肺活量の2項目について検査を行い、検査時間はおおよそ5分~15分です。
    • 呼吸機能(精密)検査については肺活量・努力性肺活量・機能的残気量・肺拡散能力の4項目について検査を行い、検査時間はおおよそ15分~30分です。 呼吸機能(精密)は予約検査となります。

    [検査方法]
    呼吸機能検査 坐位にて検査を行います。鼻をノーズクリップで挟み、マウスピースを口にくわえ、口呼吸で以下の検査を行います。いずれの検査も検査技師が呼吸法を誘導します。
    • 肺活量
       安静な呼吸を数回繰り返した後、限界まで息を吐き、次に胸いっぱいまで息を吸い、再び限界まで息を吐きます。
    • 努力性肺活量
       安静な呼吸を2~3回繰り返した後、胸いっぱい息を吸い、一気に勢いよく息を吐きます。その後そのまま6秒以上吐き続けて下さい。
    • 機能的残気量
       酸素を使用して安静な呼吸を3~7分間繰り返し、最後に限界まで息を吐きます。
    • 肺拡散能力
       4種混合ガスを使用し安静な呼吸を数回繰り返した後、限界まで息を吐き、次に勢いよく胸いっぱいまで息を吸い、10秒間息を止めた後、勢いよく息を吐きます。

    [検査を受けられる方へ]
     呼吸機能(精密)検査を受けられる方は予約時間の24時間前から煙草はお控えください。また、お食事は予約時間の2時間前までに済ませて下さい。
  3. 運動負荷心電図(トレッドミル運動負荷試験)検査
     運動中および運動前後の心電図や症状から心臓の病態を調べる検査で、医師により行われます。
     検査時間はおおよそ30分です。

    [検査方法]
    運動負荷心電図(トレッドミル運動負荷試験)検査 靴下を脱いで素足になり、上半身の衣服を脱いでください。
     胸部に6個、両鎖骨上に2個、両脇腹に2個、全部で10個の電極と腕に血圧計を装着します。
     女性は検査衣を着用して行います。
     心電図と血圧を測定しながらベルトの上を歩きます。ベルトの速度と傾斜は医師が調整していきます。目標心拍数に達したら、椅子に腰かけて心電図や血圧が安静時に戻るまで経過観察を行います。

    [検査を受けられる方へ]
     なるべく上下別の歩きやすい服装でお越しください。また、靴下とストッキングは脱いでいただきます。
  4. ホルタ―心電図検査
     長時間(24時間)の心電図を記録して、日常生活中に不整脈や心筋虚血が起きているか、症状が心臓に起因しているかを調べる検査です。この検査では症状と一致した不整脈や狭心症などの心電図変化を検査することができます。また、ペースメーカーの作動評価や薬物治療効果の判定にも用いられます。
     機器の装着に要する時間は10分程で、脱着に5分程かかります。

    [検査方法]
    ホルタ―心電図検査 上半身の衣服を持ち上げて下さい。胸部5か所に心電図の電極を装着し、記録器をベルトで腰に固定します。原則24時間後に機器を外します。

    [検査を受けられる方へ]
     なるべく上下別の着脱しやすい服装でお越しください。
     当日は筆記用具と時間が分かるもの(携帯電話や時計等)をお持ちください。
     記録器装着中はお風呂・シャワーなど機器を水に濡らすような行為や、電気毛布等は使用しないでください。
     検査室からお渡しする行動記録カードに24時間の行動について記録をお願いします。記録方法は技師が説明致します。
     翌日は指定された時間までに行動記録カードを持参し、超音波・生理機能検査受付「K」までお越しください。
  5. 心臓超音波検査
    心臓超音波検査 超音波を使用して心機能や弁逆流の重症度等を評価する検査です。心雑音・動悸・息切れ、胸痛、浮腫、発熱持続などの自覚症状の原因や、抗がん剤による心機能低下の有無の精査を行います。検査時間は15分~30分位です。医師により行われる場合もあります。

    [検査方法]
     上半身裸になって、左側臥位で左腕を頭側に挙げ、右腕は右体側に置いた状態でベッドに横向きになります。胸部3か所に心電図の電極を装着し、エコーゼリーを塗って検査を実施します。

    [検査を受けられる方へ]
     なるべく上下別の着脱しやすい服装でお越しください。
  6. 腹部超音波検査
    腹部超音波検査 超音波を用いて、主に肝臓・胆嚢・胆管・膵臓・脾臓・腎臓・腹部大動脈の形態学的変化や病変の有無などのスクリーニングおよび精査を行います。検査時間は20分~40分位です。
     また、腹部超音波検査と同時にフィブロスキャン検査を行う場合があります。
     フィブロスキャンとは、非侵襲的に痛みなく肝臓の硬さを定量的に計測するもので、慢性肝疾患の評価をすることが可能な検査です。計測にかかる所要時間は5分~10分位です。
     その他、医師による造影剤を使用した超音波検査、超音波下で病変部に針を穿刺し組織を採取する肝生検・腎生検や、ラジオ波焼灼(RFA)治療を行うことがあります。

    [検査方法]
     検査時には、服や肌着をまくって腹部が見えるようにし、肋間腔を開大させるため上肢を拳上し、ベッドに仰向けになってください。上肢の拳上が困難な場合はできる範囲でお願いします。腹部にエコーゼリーを塗り、息を吸ったり止めたりしながら検査を実施します。

    [検査を受けられる方へ]
     前日の夕食は午後8時頃までに済ませ、以後検査までは絶飲食して下さい。
     水や薬の服用は前日の夜12時頃まで可能です。当日朝に飲む血圧や心臓の薬は少量の水で服薬して下さい。
     なるべく上下別の着脱しやすい服装でお越しください。
  7. 表在(乳腺・甲状腺・頸部)超音波検査
     超音波を用いて、乳房内および腋窩等の病変の有無、存在部位、大きさおよび性状の評価や薬物療法の治療評価を行います。
     また、甲状腺内および頸部・鎖骨上等の病変の有無、存在部位、大きさおよび性状の評価を行います。さらにカラードプラ法により、甲状腺の機能および結節の血行動態の観察も行います。検査時間は20分~40分位です。
     その他、医師による乳腺・頸部超音波検査や、病変部に針を穿刺して細胞又は組織を採取する検査を行うことがあります。

    [検査方法]
    • 乳房の場合
       上半身裸になり、ベッドに仰向けになってください。検査側の上肢を拳上していただき、乳房にエコーゼリーを塗って検査を実施します。
    • 甲状腺・頸部の場合
       着衣の襟元を開け、ベッドに仰向けになってください。バスタオルを筒状に丸めたものを頸背部に敷き、頸部を充分に伸展させた状態でエコーゼリーを塗り、検査を実施します。

    [検査を受けられる方へ]
     なるべく上下別の着脱しやすい服装でお越しください。甲状腺・頸部検査の方は襟ぐりの詰まった上着はできればお避け下さい。
  8. 下肢エコー検査
     超音波を用いて足の付け根から足首までの血管を観察し、血栓の有無を調べます。
     循環器医師が検査を実施します。検査時間は20~30分位です。

    [検査方法]
     ズボン・スカート・靴下を脱ぎ、下半身は下着のみ着用し、ベッド上に仰向けになってください。足の付け根から足首までエコーゼリーを塗り、検査を実施します。

    [検査を受けられる方へ]
     なるべく上下別の着脱しやすい服装でお越しください。
  9. 聴力検査
    聴力検査 当院では標準純音聴力とチンパノメトリーの二つの検査を実施しています。
     標準純音聴力検査では、気導と骨導においてどの程度まで小さい音を聞く能力があるかを検査します。難聴の程度や障害の部位の推定に利用されます。
     チンパノメトリーでは中耳腔内圧と鼓膜・中耳系の可動性を調べます。
     検査時間は標準純音聴力検査は40分位、チンパノメトリーは3分位です。

    [検査方法]
    • 標準純音聴力検査
       防音室に入っていただき、周囲の雑音が無い環境で検査を実施します。
       気導検査では、ヘッドホンをかけボタンを持っていただきます。ヘッドホンから聞こえてくる様々な周波数のピーピーという音が聞こえている間はボタンを押していてください。
       骨導では側頭骨を伝わって聞こえてくる様々な周波数の音を聞いていただきます。音が聞こえている間はボタンを押していてください。
    • チンパノメトリー
       検査機器を耳に密着させて外耳道の空気圧を変化させます。その為、飛行機に乗った時のような耳がツンとする感じがあります。

    [検査を受けられる方へ]
     耳垢などにより聞こえが悪くなる場合がありますので、可能ならば事前に耳の掃除をお願いします。

検査に関するお問い合わせ先:生理検査室:内線3710・3717
治療に関しては主治医までお問い合わせください。

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