診療科・各部門のご案内
医療技術部 放射線診断技術科(放射線診断部門)

 放射線診断技術科 放射線診断部門は、病院棟1階に位置し、医用画像に係わる様々な検査機器にて、撮影検査業務を行い各診療科へ画像を提供しています。

概要

 通常の胸腹部、四肢等の画像を撮影する一般撮影室、透視を使用して撮影するX線テレビ室、乳房撮影室、IVR室、CT検査室、MR検査室、骨密度測定室を配置し、HIS(病院情報システム)、RIS(放射科情報システム)というオーダリングシステムにより、検査オーダーを各装置に展開できるようになっています。また検査結果はPACS(医用画像保管管理システム)により病院全体に配信されています。

1. PACS(医用画像保管管理システム)

 2009年5月より導入されました。今までフィルムとレポート用紙で保存されていたデータが全てサーバーに電子保存され、各診療科に配信、モニターで診断できるようになりました。画像の検索、呼び出しが容易で診療にとても役立っています。X線画像だけでなく、超音波画像、内視鏡画像、他施設からの画像等も管理しており、病院の画像管理の中核となっています。

PACSシステム展開図

一般撮影装置

一般撮影装置 胸部・腹部・四肢等通常のX線画像を撮影しています。

 撮影装置は2009年に導入されたCR(コンピューテッドラジオグラフィー)システムと2013年から新しく導入したFPD(フラットパネルディテクター)システムを用いています。

FPD搭載型X線テレビ装置

FPD搭載型X線テレビ装置 デジタルX線テレビ装置(FPD搭載)は主に消化管検査に使用されてきましたが、現在では治療・処置など利用範囲が広くなっています。
 FPD(フラット・パネル・ディテクター)を用いたデジタルX線テレビ装置は、受光系がI.I.(イメージ・インテンシファイア)に比べ薄くコンパクトで検者・被検者の状態に合った使用が可能です。メリットは、I.I.の時に比べ像の歪みの無いデジタル画像が得られることです。また画像観察範囲が17インチと広く、食道造影やイレウス管挿入、泌尿器の撮影に最適です。画像はダイナミックレンジが広く、複数臓器描出能などに優れています。

Cアーム型X線テレビ装置(内視鏡室)

Cアーム型X線テレビ装置 X線テレビ装置透視下で実施する内視鏡併用検査(BF、CF、ERCPなど)を目的として新たに導入いたしました。この装置はCアーム形と呼ばれ、多方向からの透視撮影が出来る為に患者さんの体位を極力変えることなく最適な方向から目的部位を観察できます。またFPD型検出器を搭載いているため、従来使用していた装置よりも描出能に優れ非常に見やすい画像が提供できます。

乳房撮影装置

マンモグラフィー検査 マンモグラフィ検査は、触診ではわからない小さなしこりや微細な石灰化を描出するのに優れた検査方法です。
 検査では、乳房を圧迫して撮影しますが、圧迫の際には個人差により痛みを伴うことがあります。この圧迫によるメリットは、乳房の厚さが薄くなることで乳房の中が観察しやすくなり、被ばくが抑えられることです。
 当センターでは、2013年11月、最新のフラットパネル型乳房撮影装置を導入し、トモシンセシスの撮影が可能になりました。トモシンセシスとは、±25°の広角な範囲を動きながら撮影を行う検査方法です。これにより、より細かい横断面を観察できるので、日本人に多い高濃度乳房でも乳腺の重なりに隠れて見えなかった腫瘤の辺縁、スピキュラなどの病変の描出ができます。

 また、当センターでは、2002年からステレオガイド下マンモトーム生検を行っています。
 フルデジタルへ移行し、最小限のX線線量で高画質な画像が得られるようになりました。24μmピクセルサイズの高解像力CCDディテクタを採用し、±10°のステレオ撮影で三次元の位置確認ができるため、微細石灰化や腫瘤陰影などの病変をミリ単位の正確さで検出することができます。
 当センターは、全国的にもマンモトーム生検数が非常に多く、薄い乳房に対しても被検者の安全を考慮しながら、これまでの経験に基づく精度の高い検査を行っています。

マンモトーム生検実施人数

血管撮影装置

血管撮影装置 最新鋭のフラットパネル搭載型です。造影検査からIVRという治療まで幅広く利用しています。3D画像を瞬時に作成することにより、血管走行がイメージしやすくなり、治療方針を決めるのに役立っています。またCTライク像という簡易的なCT画像が撮影できることで、血管塞栓術の塞栓範囲を確認しながら手技を進められるので、より緻密な治療が可能になりました。

CT装置

CT装置 CT装置は3台配備しており、最新の320列エリアディテクターCTと64列マルチCT及び16列マルチCTが稼働しております。単純CTからダイナミックCTやCTガイド下生検、CTコロノグラフィーなど幅広い検査に対応可能であり、3次元画像処理をはじめとした様々な画像処理技術を駆使し診断に欠かせない検査装置として、より高速に密度の高い画像を提供しております。


MRI装置

MRI装置 MRI装置は超電導型3.0テスラと1.5テスラの2台を配備し、高分解能であり検査部位に対してより短時間撮像が可能になります。更に体動による画像の乱れを補正する機能も搭載いたしました。フォローアップ検査から精密検査まで幅広く対応可能となり、躯幹部拡散強調画像、MRA(血管画像)、MRCP(胆嚢、胆管、膵管画像)等も実施しています。
 また、MRI信号強度とは別の観点から病変の性状診断ができるMRスペクトロスコピーも実施しており、通常のMRI画像診断では困難を極める鑑別にも有用性を発揮しています。

骨密度測定装置

骨密度測定装置 当センターでは、二重X線吸収法(DXA)で腰椎、大腿骨の骨密度の測定を行っています。骨折発生頻度の高い部位を、高い精度で測定し、骨折リスクの評価に優れ、また薬物効果の変化をみることにも利用しています。
 検査内容はベッドに仰向けに寝ていただくだけで体位変換なしに腰椎、大腿骨を同時に測定でき、患者さんに負担の少ない検査が可能です。

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